
経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)
顧問金児 昭
なお、米国にはおよそ40万人の公認会計士がいる。日本の約2万人とは、人口の違いを加味してもケタ違いである。公認会計士資格を持った人がこれだけいて、監査だけでなく経理・財務やM&Aや経営・税務コンサルタント業務にも積極的に進出し、さらに希望する人は海外に活躍の場を求める。監査業界の未就職者問題を抱える日本の現状を打開する道筋のひとつが、そこにある。
日本の公認会計士試験を「難しく」しているのが、制度を運営する金融庁の「公認会計士・監査審査会」の方々などで、本当の企業経営実務をほとんど体験していない。また実際に試験を作成する方々(大半は専門分野の学者)も、同じくである。改革は、「企業経営実務がわかる人たち」が試験制度を再構築・運営するところから始めなければならない。
経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)顧問金児 昭
1936年生まれ。東京大学農学部卒業後、信越化学工業に入社。以来38年間、経理・財務部門の実務一筋。前金融監督庁(現金融庁)顧問や公認会計士試験委員などを歴任。現・日本CFO(経理・財務責任者)協会最高顧問。著書は2010年1月現在で、共著・編著・監修を含めて120冊。社交ダンス教師の資格も持つ。
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