事務所探訪
株式会社プラグマ
同社には、堀口恵子社長、中井啓之代表取締役(税理士、中井啓之税理士事務所代表)、三城夏子取締役(社会保険労務士、社会保険労務士法人プラグマ代表社員)のほか23人のスタッフが在籍する。顧客はベンチャーを含めた中小・零細企業が中心で、会計や税務、給与計算、社会保険にかかわる業務をはじめ、顧客のニーズに沿った様々なサービスを提供している。
2000年設立の同社は、もともと会計、給与計算のアウトソーシング専門からスタート。現在は4人いる有資格者(税理士2名、社労士2名)も、当時はゼロだった。
それだけに、「我々は根っからのサービス業、という意識が染みついている」(中井氏)。堀口社長も「普通の会計事務所が“顧問先と、先生”ならば、当社は“お客さまと、経理・人事部員、時にはCFOのような関係。そんな立ち位置”での仕事を心がけています」と語る。
同社の特徴的なサービスの一つが、経営計画の立案とその実行、達成度合いの確認、対策の実行までをサポートする「未来会計」というメニュー。一般的な決算業務(過去会計)にとどまらず、中長期の事業計画に基づいて経営者に寄り添っていくトータルサービスである。
「“会計”とはいっても、定量的な数字の部分だけやればいいとは思っていません。人事、労務だとか組織そのものの在り方だとか、定性的な経営の課題についてもお客さまと共有したい。私たちだけでは解決が難しい問題であれば、外部のブレーンの力も借りて前に進めていく、というスタンスで取り組んでいます」(堀口社長)
また昨年5月、ベトナムVBPO社と提携して始めた「オフショア・アウトソーシング」も、ユニークな事業だ。日本企業向けにデータ入力などのアウトソーシングを行っていたVBPO社に、給与、経理処理などを委託するもので、コスト削減のほか、同社にとっては単純作業が減ったぶん、スタッフがより付加価値の高い仕事に時間を割けるというメリットがある。始めて日は浅いが、「徐々に成果が出ている」(中井氏)そうだ。
ところで、中井氏は同社の“黒一点”。残り25名はすべて女性である。
「よく『女性だけを採用するのですか』と言われるのですけど、今のようなかたちになったのは、偶然というか、あくまで結果なんです」(堀口社長)
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