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Accountant's magazineとは

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Accountant's magazine vol.41

-アカウンタンツマガジン-
2017年04月01日発行

熱き会計人の転機

「海外子会社を中心とした内部監査業務をプロアクティブに継続。そうすれば道は自ずと見えてくる」

ソフトバンクグループ株式会社
内部監査室マネージャー 公認会計士石川 祐介

組織全体を眺める仕事に惹かれ会計士に

公認会計士を目指したきっかけを教えてください。

石川

僕らの世代が大学を卒業した2000年代前半は、山一證券や日本長期信用銀行が破綻した後の超就職氷河期でした。何の強みもなしに就職したら後で大変なことになるかもしれない、せっかく経済を勉強しているのだから、公認会計士の資格を武器にしようと。会計士なら組織全体を見たうえで、自分の意見を言うことができる点にも惹かれました。

2004年にあずさ監査法人に入所すると、4つの仕事にかかわりました。1つめはIPO。年間数十社くらいしか上場していなかった新規上場低迷期に、とある会社のIPOを実質的な現場主任として担当できたのはラッキーでしたね。2つめは現場から離れた、法人本部の品質管理部の仕事です。世界的に監査基準が改訂され、グループ監査の考え方が導入された頃、その新国際監査基準に対応してKPMGインターナショナルは新しい監査ツールを開発。この監査ツールをあずさ監査法人の各事務所に導入する業務を担当しました。その後KPMGシンガポールに出向したのが3つめ、日本に戻って国際部に異動したのが4つめの仕事です。

ソフトバンクグループに転職した経緯は?

石川

あずさ時代の2つめの仕事、品質管理部の経験がきっかけです。本部の立場から「KPMGの新しい監査のルール・方針はこのようになりました」「背景にはこんな考え方があります」と各事業部や他事務所に説明し、納得してもらう、そんな経験が面白かったんですね。こうした法人全体の方針や考え方は、監査の現場で10社、20社と担当するだけではなかなかわかりませんから。

転職を考え始めた13年頃、ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)が米スプリント社を買収するニュースを目にしました。その矢先に転職エージェントから「持株会社の立場からスプリントとかかわれる」という話が。スプリントは米携帯電話業界の大手で、買収額は約2兆円。当時、日本最大級の事業会社の買収で、これは面白そうだと思い転職を決めました。当初の希望は経理でしたが、配属されたのは内部監査室。そこは正直想定外でしたが、スプリントを担当できるならばと。

現在の担当業務は?

石川

大きく3つあります。1つめは海外子会社の内部監査部門のモニタリングです。ソフトバンクグループは、海外の会社に積極的に出資しています。その後のPMIを内部監査部門の立場から実施するイメージです。2つめは、必要に応じ、我々親会社の監査部門が、海外子会社に対して直接実施する内部監査。3つめは前述のモニタリングと関係する業務ですが、例えば、主要海外子会社のやっていることがあまりにバラバラだと親会社としても把握しきれません。そこで主要な海外子会社の監査調書を統一するプロジェクトにかかわり、主導しました。こうした、モニタリングをはじめとした我々の既存の活動をより有効にするためのプロジェクトに関与しています。

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Profile

ソフトバンクグループ株式会社 内部監査室 マネージャー 公認会計士 石川 祐介

ソフトバンクグループ株式会社内部監査室マネージャー 公認会計士石川 祐介

1979年7月2日
宮崎県宮崎市生まれ
2003年3月
東京大学経済学部卒業
2004年11月
公認会計士第二次試験合格
2004年12月
有限責任あずさ監査法人入所
2008年8月
公認会計士登録
2013年7月
ソフトバンク株式会社
(現ソフトバンクグループ株式会社)入社

上司の視点

ソフトバンクグループ株式会社 内部監査室 北澤 健太

会計知識と英語力をさらに発揮し、チームマネジメントの役割を

ソフトバンクグループ株式会社内部監査室

室長 北澤 健太

ソフトバンクグループ(連結)の売り上げにおける海外事業の比率はスプリント事業だけで4割を占めています。そんなグループの内部監査室において海外子会社のとりまとめを一人でこなしているのが石川です。

業務量も多いですが、それよりも担っている責任が重い。彼は公認会計士の資格に加えて、英語力というスキルを持っています。英語で行う海外子会社との会議においては、出席して話を聞き理解して意見を述べるだけでは十分とはいえず、会議をリードできるスキルが必要です。会計学の知識と英語力という2つのスキルを兼ね備えている人材は限られています。その意味でも、石川はもう完全に内部監査室において欠くことができない人材です。今後彼には、組織の柱として今まで以上の役割を期待します。特に、チームマネジメント力を養い、チームの力を何倍にも引き出すことでより高い成果を残してほしいと考えます。

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