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「東急連結グループの多様なビジネスに伴走しながら、最適な経理体制を実現する」
東急ファイナンスアンドアカウンティング株式会社
経理・財務最前線
エバラ食品工業株式会社管理本部 経理部
1968年発売のロングセラー「焼肉のたれ」のほか、「黄金の味」「すき焼のたれ」など各種調味料の製造販売を行うエバラ食品。2011年3月期は、新商品「黄金の味 具だくさん」のヒットなどが寄与し、売上高493億1300万円(前年比3・5%増)、経常利益22億2300万円(同26・9%増)と、通期で2期連続となる増収増益を達成。好業績が続く同社の経理部部長・西田浩氏は「決算業務は、黙っていてもチームプレイが試されるいい機会。開示日に向けて部内の結束をより一層、固めています」と意気込みを見せる。
当然、決算数字は、その後の経営改善のための材料になる。仮に悪い数字であっても正確、かつ原因まで追求するのが経理部の役割だと西田氏は語る。
「固定費が減ったなら、どの部署のどの費用が、なぜ減ったのか、うわべの数字を見るだけで終わらせず、現場の人間にヒアリングをかけて綿密に調査・分析します。そうすることで初めて、経営改善のために“使える”数字を経営サイドに提供できるのです」
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部長西田 浩
明治学院大学社会学部卒業。1988年4月の入社後、名古屋支店、特販営業部などで家庭用・業務用営業を14年にわたり経験。税理士試験合格を機に2002年4月より経理部へ異動。以降、荏原食品(上海)有限公司出向(董事 副総経理)、経営企画室課長、総務部CSR課課長を経て、11年4月より経理部部長。04年8月、税理士登録。