
監査法人の未来を担うエースたち
Forvis Mazars Japan有限責任監査法人
マネジャー曽根 光世

監査法人の第一線で「エース」級の成果をあげている会計人を紹介する当連載。第12回に登場するのは、F o r v i s M a z a r sJapan 有限責任監査法人でマネジャーを務める曽根光世氏だ。商業高校時代に出合った簿記をきっかけに公認会計士を志し、大手監査法人、会計アウトソーシング会社を経て現職へ。今、グローバル色の強い環境で、上場企業監査やSPV監査に取り組んでいる。
高校卒業後は、大学には行かずに就職して、経理職として働くつもりだったという。それゆえ、簿記やコンピュータ技術を学ぶことができる地元の商業高校に進学した。
「自分は、ものづくりやアイデアを出す仕事は向いていない気がしていたんです。身近なお金にかかわる仕事ができればいい、そう考えていました」
商業高校で出合った簿記の面白さが、人生を決めた。高校2年次の進路相談の場で、先生から「公認会計士」という仕事について聞かされた。
「先生方も会計士や税理士という職業をよくご存じで、口を揃えて『会計士はいいよ』とおっしゃるんです。何がいいのかまでは詳しく教えてくれなかったのですが(笑)、自分で調べてみると、経営者と密にかかわることができる仕事だとわかった。『これは面白そうだ』と直感したのを覚えています」
もう一つ、当時の曽根氏が興味を持ったのが英語だ。会計の専門性を持ち、海外の経営者とも対等にやり取りする。「グローバルに活躍できる会計士」のイメージが、徐々に曽根氏のなかに固まっていった。
就職をせず、立命館大学経営学部に進学したのも、会計士を目指せる環境が整っていたからだ。同大学は「資格の大原」と連携しており、キャンパス内に会計士講座のための自習室もあった。曽根氏は朝8時頃から自習室にこもり、必修の授業に出てはまたこもる生活を続けた。
「自習室の建物を出ると、楽し気な学生の姿が目に入るんですよね。せっかくの大学生活なのに、と歯がゆい気持ちもありました。でも、目指すと決めたのだから、一生懸命やってみようと。短答式試験には3回落ちました。卒業後の浪人生活は絶対に避けたかったので、最後は死に物狂い。無事、4年の時に合格することができました」
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