熱き会計人の転機
株式会社リデルタ
代表取締役 公認会計士國井 大地
現在のお仕事は?
國井日本企業による東南アジア企業のM&Aを支援しています。例えば「インドネシアで水産加工事業を始めたい」「マレーシアの物流網を持つ会社を買いたい」といった日本企業の相談に対し、合致しそうな現地企業を探してディールを進めます。
家業の会計事務所を継ぐつもりで公認会計士に?
國井いいえ(笑)、偶然ですね。大学時代「自由に働くには手に職がいる」と感じていたところ、目指す人間が周囲に多かった会計士資格が目にとまりました。2年次からダブルスクールで、2014年に合格しました。
大学卒業後は、トーマツに入所。どんな業務を?
國井総合商社をクライアントとするチームで、会計監査を3年ほど。正直、監査そのものは苦手だったと思います。ただ、取締役会の資料など普通は見られないものに触れ、会社がどんなプロセスで意思決定しているのかを知る面白さに、好奇心を刺激されました。資料を読みあさり、上司から「手が進んでいない」と叱られたことも(笑)。
漠然と「外に出るか」を考えたのが2年目頃。私は「早く成長したい、大きな事を成したい」と思うタイプです。ならばプロ経営者になるのが最速だと。自分でスタートアップを上場させ、30代のうちに経営経験を積むイメージで、いったん不動産テックに転職しました。
その時点では「自分で起業する」とは考えてなかった?
國井はい。リデルタ起業のきっかけは、家業の会計事務所です。顧問先の高齢化を見て「事業承継M&Aのビジネスマーケットがある」と感じたんです。トーマツ時代もM&Aの検討プロセスは見ていました。事業承継M&Aはすぐに手応えがありました。でも、もう一つ構想していた「会計事務所を買収しながらロールアップする」ビジネスは進まず。まだ20代後半なのに、このままでは成長が止まる。そんな焦りから、自分の強みを生かすことができる、ポテンシャルのあるビジネスを探しました。私は幼少期を海外で過ごし、英語は得意。また仕事を通じて得た専門知識もあります。こうした自分の特性と経験が重なったのが、東南アジアに特化したクロスボーダーの事業承継M&Aというビジネスでした。
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株式会社リデルタ代表取締役 公認会計士國井 大地
株式会社リデルタ海外企業調査部
当社の社長である國井と一緒に仕事をしていると、リスクを顧みず大胆な打ち手にチャレンジする“パッション経営者タイプ”に見えるタイミングがけっこうあるのですが、実際には論理的思考力がとても高く、徹底的に事業戦略を考え抜いている“クール経営者タイプ”です。「99%はロジックで、だけど決めたら最後は大胆に」というスタイルで、多様なプロジェクトを最初から最後までしっかりとマネジメントする國井の姿勢を、一メンバーとしてとても信頼しています。また、コミュニケーション能力が高く、優秀な士業や多様なビジネスパーソンの方々との人脈も豊富で、バックグラウンドが公認会計士であるにもかかわらず、営業活動が大好き。そんな國井は、根っからのアントレプレナーなのだと思います。