熱き会計人の転機
株式会社青山財産ネットワークス
コンサルティングアドバイザリー部税理士御代田 大輔
税理士を目指した経緯を教えてください。
御代田大学卒業後、専攻とは関係ない印刷会社の営業職に就きました。しかし、下請構造の中での営業はかなりハードで、一生続ける仕事ではない、と自分を見つめ直し、しっかりと食べていける仕事に就こうと税理士への転身を決めました。
もともと法律系の仕事には興味があり、大学でも理系の学科を専攻していたため、数字には自信がありました。そのため、税理士という資格は自分の興味と特性を生かせると思えたのです。結果、2年で印刷会社を退職、アルバイトをしながら専門学校に通い、資格取得の勉強をしました。プランとして20代のうちに税理士試験の大半に合格し、30代前半で資格を取得しようと思っていました。
税理士事務所に入所した経緯と、そこでどんな業務を手がけたのかを教えてください。
御代田当初のプランどおり、20代後半には科目も順調に取れましたので、そろそろ実務経験を積もうと就職活動を始め、試験直後の専門学校の就職フェアでご縁のあった一般の税理士事務所に入所しました。この事務所では、税理士業務としては、最も基本的な法人の申告代行業務などに就きました。
一方、試験に関しては、事務所の業務が想像以上に多忙で順調にはいかず、仕事をしながら3年間勉強をしましたが合格できませんでした。このままでは計画が狂ってしまうという焦りと、いわゆる“街の税理士事務所”の業務はひととおりやれた、という“卒業感覚”もあり、次のステージを模索し始めました。
なぜ青山財産ネットワークスを選んだのですか?
御代田その頃は、税理士の独自性が生かせる仕事はなんだろう?と悩んでいました。結局のところ法人税の申告業務は会計の影響を受けざるを得ません。税理士の付加価値を十全に発揮できる業務がほかにあるのではないか、と考えたのです。そこで着目したのが資産税でした。今回の転職の際には、資産税をテーマに再び専門学校の就職フェアで就職先を探したところ、当社と出合うことができました。気になっていた試験勉強時間の確保については、当社は「さっさと勉強して、さっさと資格を取っちゃって」という雰囲気だったので(笑)、理解度があると思えました。実際、無事1年に1科目ずつ合格し、結果的に当初考えていたプランどおり税理士試験に合格できました。
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株式会社青山財産ネットワークスコンサルティングアドバイザリー部税理士御代田 大輔
株式会社青山財産ネットワークス財産コンサルティング事業本部 第二事業部
当社の財産コンサルティングにおいて、税理士の専門知識はとても重要です。その点で御代田君は存分にその知見を提供してくれています。3年前、資産税の分野は未知数でしたが、ずいぶんと勉強しましたね。また、肝心なのは専門知識だけでなく、プラスアルファの部分。つまり、営業的な視点やセンスといったものです。コンサルタントはいわば営業職で、お客さまのために少々踏み込んだ対応をしようとします。そこで、税理士としての冷静な判断が必要になるのですが、コンサルタントの気持ちを理解できるか否かで対応に大きな違いがあるのです。コンサルタントの気持ちを理解して動く姿勢は税理士が当社で活躍する場合には不可欠であり、御代田君はまさに適任です。営業職の経験から、絶妙に理解し、コンサルタントやお客さまとコミュニケーションしています。今後そんな存在を育てていくことも御代田君の役割。大いに期待しています。