KPMGジャパングループの一翼を担う税理士法人であり、主にM＆A・組織再編、ファンドストラクチャリング等のアドバイザリーからコンプライアンスまで一気通貫で業務を担うトランザクション アドバイザリー グループ。

140名強の陣容は税理士、科目合格者が主体だが、弁護士や公認会計士の有資格者も擁し、多面的なアドバイスができる体制を整備（M＆A等のトランザクション＝取引にかかわる税務アドバイザリーとして国内最大規模）。クロスボーダーM＆Aの案件も多く、語学に堪能なメンバーも力を発揮する。

中村太郎氏、松本直之氏ら全9名のパートナーはそれぞれが得意とする領域を持ち、スペシャリストとしてアドバイザリー業務を先導。マネージャー以下は多様な経験を積むため、幅広い領域のアドバイザリー業務に関与する。

「クライアントは経理財務部門ではなく、事業のフロントが主たるコンタクト先となります。税務に通じた専門性は大前提ですが、ファンドであれば投資収益性を、事業部であれば事業収益性を踏まえた税務アドバイスが必須です。深い事業理解、戦略的な視座を持った支援には、税務以外の知識、知見も求められます」（松本氏）

海外のKPMGやあずさ監査法人、KPMG FASとも強固に連携。国際的なメガトレンド、上場企業などが取り組むトランザクションの最前線に触れられるのが醍醐味だという。

「先端ビジネスの支援では、前例がないストラクチャーを検討し、様々な角度から税務対策などを組み上げ、クライアントに資する提案をする必要があります。支援に携わるメンバーには得難い成長機会ですし、チームには日々知見が蓄積されていきます。私たちの組織にも大きな財産になるのです」（中村氏）

最前線でクライアントの支援に臨むメンバーを増やすため、採用は活発だが、「業界未経験の人材を数多く採用し、丁寧に育成する」のがKPMGの伝統だ。2020年度の採用も中途・新卒の採用は同数。原石を長期的な視点で育成し、一流のアドバイザリー業務のプロフェッショナルへと導いていく。

「研修、トレーニングの仕組みづくりに多大なコストをかけています。インターンから実践の経験を積む新卒はもちろん、他の事務所から転職してきた中途採用メンバーにも手厚い研修を提供。入社前にアドバイザリー業務の経験が少なかったとしても、サポートを受けつつ取り組める環境があります。多様なキャリア、バックグラウンドを持った人材を増やしながら、グループの底力をさらに強めていければと考えています」（中村氏）