
監査法人の未来を担うエースたち
アーク有限責任監査法人
マネージャー村岡 ひかり

監査法人の第一線で「エース」級の成果をあげている会計人を紹介する当連載。今回登場するのはアーク有限責任監査法人でマネージャーを務める村岡ひかり氏だ。慶應義塾大学大学院で統計学を学んだ後、公認会計士試験に合格。アークに入所すると監査一筋にキャリアを重ねた。現在は監査チームのマネジメントに加え、福利厚生委員として法人全体の運営にもかかわる。
「正直、いつから会計士を意識していたのかあまり覚えていないのです」と語る村岡氏。だが中学時代、「将来なりたい職業」について書いた作文に「公認会計士」という文字が残っていた。
「当時から数学が好きだったので、数字を使う仕事というイメージがあったのだと思います」
進学した大学では統計学を専攻、データ分析の面白さに触れた。資格試験の勉強にも1年次から着手していたが学業との両立は難しく、停滞気味だったという。卒業後は修士課程に進み、統計学の研究を続けた。
「修士に進んだ時点では、キャリアについてはまだ模索中でした。研究職の道も選択肢としてありかと思っていたのです。でも博士課程に進む人たちほどの熱量は自分にはないとわかった。大学院を出た後、再び会計士試験の勉強に専念しました」
2016年8月に論文式試験に合格。翌1月、アーク有限責任監査法人に入所した。就職活動の段階で同法人が第一希望。最初から大手監査法人で働く気持ちはなかったという。
「当時、4大監査法人には『給与は高いがハードワーク』との印象を持っていて、試験勉強をしていた間に体力が落ちていた自分には耐えられないかもしれないと(笑)。その点、アークは就職説明会でワークライフバランスのよさを強く打ち出していたんです。入所してみると、期待どおりでしたね。通勤時間の配慮やアサイン前の面談など、きめ細かく考えてもらっていると思います。残業時間も同業のなかではかなり短いほうかと」
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アーク有限責任監査法人 マネージャー村岡 ひかり
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