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「東急連結グループの多様なビジネスに伴走しながら、最適な経理体制を実現する」
東急ファイナンスアンドアカウンティング株式会社
経理・財務最前線
双日株式会社主計部
7大総合商社の一角である同社の主な事業は、「機械」「エネルギー・金属」「化学」「生活産業」の4部門からなる。2012年3月期決算では、海外の自動車事業会社の伸長が寄与した機械をはじめ、石油・石炭の価格上昇、生産量増加が追い風となったエネルギー・金属、特にアジア地域が好調だった化学と、厳しい経済環境下で各部門とも前期に比べ増益を果たした。
「経常利益に関していえば、リーマンショックの影響で10年3月期には137億円まで落ち込みを余儀なくされましたが、11年453億円、昨年度は622億円と、業績を回復させることができました。リスクマネジメントの徹底により、収益力が復元してきた結果です」と、櫛引雅亮主計部部長は言う。
今年度からは、中期経営計画2014〜Change for Challenge〜がスタートしている。高い経済成長が期待できる新興国を中心に3年間で1800億円の投融資を実施し、15年3月期に750億円の経常利益を達成、経営基盤のいっそうの拡充を図る計画だ。
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部長櫛引 雅亮
1983年、早稲田大学法学部卒業後、双日株式会社(当時は日商岩井)入社。経理部に配属される。6年半後、主計部に移り、非営業部門の経理、主計課で全社決算を経験し、92年より7年間アメリカに駐在する。99年に帰国し、主計部に着任。2007年より同部部長。