
米国公認会計士が活躍する場所
I‒GLOCALグループ
コンサルタント渡 柚輝

――在学中からUSCPAの勉強を始めたそうですね。
渡はい、就職活動を始めた大学3年の秋からです。自分が何をしたいのかを真剣に考えた時、コンサルティング業界に興味を持ちました。当時はITコンサルも人気でしたが、私がやりたかったのは経営に近いコンサル。経営を数字で見るには会計の知識が不可欠だと考え、就職活動と並行してUSCPAの勉強を始めました。
日本の公認会計士を目指している友人もいましたが、私は会計士になりたいというより、会計を使ったコンサルティングがしたかった。数学だけではなく、英語も比較的得意でしたし、USCPAのほうが自分に合っていると思いました。
EY税理士法人の選考でも、USCPAを学んでいることを中心にアピール。まず長期インターンとして入り、その後、正式に入所。国際税務アドバイザリー部門で実務経験を積みました。思い描いていた〝経営寄りのコンサル〟とは少し距離がありましたが、チームの方々に恵まれましたし、お客さまに感謝していただける仕事でした。いい経験が積めたと思っています。
――USCPAに合格したのはいつですか。
渡2022年秋に全科目合格しました。大学3年の秋から数えると約2年、本格的に勉強に集中してからは約1年半。EYに入所後も働きながら勉強を続けていました。上司には状況を伝えていましたし、試験前に休暇をとらせてもらうなどの配慮がありがたかったです。
――USCPAを取得したことで、仕事は変わりましたか。
渡実務そのものは変わりませんが、お客さまからの信頼度が上がったのを感じました。名刺にUSCPAと書いてあるわけで、「若いけれど知識がある」と見ていただけたのでしょう。もう一つ大きかったのは、国際税務のルールを理解するうえでの土台になったこと。初めて見る内容でも比較的スムーズにキャッチアップできたと思います。
――その後、24年にI-GLOCALへ転職されました。
渡インターンから数えてEYには約3年在籍しました。これを区切りに、外の世界を見てみようと。前職は狭く深い領域のアドバイザリーでしたから、今度は少し幅広いコンサルティングにかかわりたいと思いました。
転職サイトに登録し、東京にある複数社に声をかけていただくなかで、1社だけベトナムからのオファーが。それが当社でした。それまで海外志向はなく、ベトナムにも行ったことがありません。でも話を聞いてみると、ベトナムに進出する日系企業に対する会計、税務、またM&A、移転価格、グローバルミニマム課税、税務調査など、幅広い業務をカバーできることがわかりました。またベトナムという国自体が成長を続けていて、「毎年昇給する」という期待感から働く人のモチベーションも高い。街には活気があふれています。こうしたポジティブな国で働くのはきっと面白いのではないかと考え、入社を決めました。
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