事務所探訪
税理士法人ユニヴィス
大手監査法人出身のメンバーが中心となって創設したユニヴィスグループ。会計・財務・ファイナンス・法務の領域で幅広いコンサルティングを提供するプロフェッショナルファームだ。グループの一翼として税務・労務を担うのが税理士法人ユニヴィス。中村誠人氏は20代で税理士法人の統括担当に就任し、若手主体のメンバーをリードする。中村氏によると、クライアントも若い法人が多いという。
「法人の顧客は約250社に上りますが、その8割が設立10年未満の企業です。成長スピードの速いスタートアップ、中堅企業の支援は、私たちにとってもやりがいがあります。グループの代表も30代と若く、自由度の高いカルチャーが活気ある空気をつくっています」
中村氏は「自由度が高い」「税務申告以外にも幅広い業務を経験できる」点に惹かれ、ユニヴィスに参画した。この2つのポイントは、まさに税理士法人ユニヴィスの魅力といえる。
「私は入社直後に『IPO支援に携わりたい』と申し出て、プロジェクトにアサインされました。前職でも実務に携わったことはなかったのですが、上司のサポートもあって、IPO時まで関与できたことが得難い経験になっています。入社2年目には、組織マネジメントへの関与を希望し、税理士法人全体のマネジメント業務に従事。手を挙げれば、未経験の業務にも携わることができる――この自由度の高さがユニヴィスの風土になっているのです」
税理士法人として主領域とする税務・労務だけではなく、グループとして会計コンサルティングやM&Aサポート、人材紹介もカバーする。総合力を発揮したワンストップ支援により、クライアントのあらゆる経営課題のソリューションを提供。営業専従の部署はないが、紹介が主となって新規顧客の獲得も順調だという。
このようなグループ間の好連携は、メンバー個人のキャリア形成にも生かされている。税理士法人で税務会計の知識をOJTで身に着けたうえで、M&AやIPO支援など、隣接した分野のキャリアを指向することもできる。グループ会社への転籍やプロジェクト単位での一時的な出向も推奨するなど、幅広くキャリアを積めるのがユニヴィスグループの特徴である。キャリアの深掘りも、会計人材として幅を広げることも可能。もちろん、どちらも手厚くサポートする体制が整っている。
「グループで多様な業務を手がけているだけあって、税務・労務の知識と経験をベースに置きつつ、さらなる成長を目指す方には最適な環境があります。仲間として求めたいのは、基本的な税務業務を経験しつつ、新たな環境や業務に興味と関心を持ち、踏み出していける人材です。現時点での経験やスキルだけではなく、未来のポテンシャルを重視して仲間を迎え入れていければと思います」
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税理士法人ユニヴィス統括担当 公認会計士中村 誠人
2012年、公認会計士試験合格。14年、慶應義塾大学商学部卒業後、有限責任監査法人トーマツ入所。会計監査に従事し、東証一部上場企業からベンチャー企業まで、幅広い業種・規模の企業を担当。17年、公認会計士登録。18年、ユニヴィスグループに入社。19年、税理士法人ユニヴィスの統括担当に就任。ユニヴィスグループの取締役も兼任している。