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Accountant's magazine vol.44

-アカウンタンツマガジン-
2017年10月01日発行

事務所探訪

「類を見ない「税理士事務所のアライアンス」を展開中。 情報、ノウハウを共有し 中部地方の経済発展に貢献」

ミッドランド税理士法人
豊田オフィス

事務所探訪

製造業のまち、愛知県豊田市にある同オフィスは、現在38名の体制で、豊田市周辺を中心に、法人450、巡回対象個人事業者150ほどのクライアントを持つ。製造業や農業、建設業などのほか、特に医療分野に高い実績があり、およそ100軒は病院やクリニックなどの顧客が占めている。資産家も多いエリアで、相続税など資産税の案件も頻繁に手がける。

河合秀俊代表社員は、「『これをやりたい』と手を挙げれば挑戦できる社風であり、その体制が整った事務所です」と話す。

ところで、「ミッドランド税理士法人」は、豊田のほか名古屋、三重、岡崎、岐阜、そしてつい最近加わった刈谷(愛知県)オフィスの6拠点を擁す。ただし「オフィス」といっても、一つの税理士法人の支店とは違う。それぞれ以前からその地にある事務所で、現在も代表は別々、資本も完全に独立している。

誕生は、河合氏がある研修会で隣り合わせた現名古屋オフィス(当時MAC税理士法人)代表社員の齋藤孝一氏から、「合併しませんか」と切り出されたことに端を発する。医療関連サービスを立ち上げようとしたものの、ノウハウに乏しかった齋藤氏から、パートナーとして、白羽の矢を立てられたのだった。

普通なら、即断する話ではないだろう。しかし、ちょうど「時代に即した事務所の規模拡大が必要だ」という問題意識を持っていた河合氏は、即日OKし、合併を前提とした連携をスタートさせたのである。

「実際に合同の役員会などを始めてみると、お互いの情報を交換するのはとても勉強になるし、心強いし。大きなメリットを感じましたよ」

だが、課題も表面化した。合併するとなると、「どちらを本店にするのか」というシビアな問題に、答えを出す必要がある。

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Profile

ミッドランド税理士法人 豊田オフィス 河合 秀俊

ミッドランド税理士法人豊田オフィス河合 秀俊

1985年、中央大学商学部卒業。93年、河合会計事務所入所。96年、税理士登録。2003年、河合会計事務所第2代所長就任。09年、河合&MAC税理士法人設立、代表社員就任。12年、河合&MAC税理士法人をミッドランド税理士法人に名称変更。同年9月よりミッドランド税理士法人アライアンスを始動させた。

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