事務所探訪
税理士法人エスネットワークス
税務をコアに企業経営を幅広くサポートする税理士法人エスネットワークス。税務業務全般を担うTAXアドバイザリー事業部には30名強のメンバーが揃う。うち税理士は13名、公認会計士が4名と半数以上を有資格者が占める。代表の板村和俊氏が「筋肉質の組織」と自負する陣容だ。
「経営者に寄り添い、支援していく。それが弊社の理念。このスタンスを守り、サービスを完遂するためには、一定以上のスキルをベースに持ったメンバーが望ましいと考えています。中途でも若手でも、スキルのスタートラインとなる有資格者を中心に採用するのはそのためです」
経営者に寄り添う――このスタンスが、クライアントから選ばれる大きな理由だ。法人税や資産税などの分野で部署を分けることなく、クライアントごとにマネジャー・スタッフがチームを組んでサービスにあたる。資格を基礎に知識・経験を積んだ精鋭チームが、法人向けの税務アドバイスからオーナー向けの財産管理、そして事業承継までワンストップでサポートできる。このバリューが同法人の優位性をもたらしている。
クライアントは年商10億~1000億円規模の中堅・上場企業およびIPO準備企業が中心だ。「さらなる成長を目指す企業をバックアップし、パートナーとして共に成長していきたい」と板村氏は語る。
「弊社の強みは、経営関与への“現動力”にあります。現動力とは“現場に入り込み課題を解決し、現場を動かしていく力”と“課題を解決するために経営陣の意思決定を支援し、現場を動かしていく力”と定義しており、この力を常に高めながら、リアルに現場で生ずる様々な問題を経営者と共にとことん解決していく――。そこに私たちにしかできない存在意義があると考えています」
税務のプロフェッショナルとして、経営者と膝詰めでやり取りしていく。そのプロセスはメンバーにとっても得難い学び、経験の時間・場となる。
「法人からオーナー個人の支援、事業承継までワンチームで支援するという体制が、メンバーの多角的な成長をもたらしています。法人税はもちろん資産税や所得税、M&A案件ではデューデリジェンスやストラクチャリングの経験を積むこともできます。税務に取り組む者にとって、これは大きな強みになるでしょう。『税務だけやっていたい』人よりも『クライアントに付加価値を提供していきたい』人材がマッチする環境です」
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税理士法人エスネットワークス代表理事 板村 和俊
2004年、株式会社エスネットワークスに入社。06年より税理士法人エスネットワークスへ。税務コンサルティングに従事しながら、税務ストラクチャー構築アドバイス、税務デューデリジェンスなどの経験を積む。現在は同法人の代表を務めつつ、大手金融機関への出向、投資先事業会社の取締役も務める。
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