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「東急連結グループの多様なビジネスに伴走しながら、最適な経理体制を実現する」
東急ファイナンスアンドアカウンティング株式会社
経理・財務最前線
株式会社ダスキン経理部
今年創業50周年を迎える同社は、我が国のフランチャイズビジネスの歴史でいうところの草創期にFC事業に乗り出した企業でもある。創業時からの中心事業、清掃用具のレンタルを核としたクリーンケアグループと、ミスタードーナツの展開をはじめとするフードグループが2本柱で、その拠点数(店舗)は、合わせて6800にも及ぶ。
内藤秀幸経理部部長は「例えば加盟店の店舗運営に対する税務指導に関して、本社の方針を明確に打ち出したうえで、個々に対応させていただいています。このへんは普通のメーカーなどとは違う、当社経理部ならではの特徴といえるかもしれません」と話す。
経理部には、単体と連結両方の決算を担当する連結決算室、資金調達、運用に携わる資金管理室、情報開示を行うIR室の3部門があり、外部委託者を含めて総勢24名の陣容。加えてクリーンケア、フード、それにマットやモップなど清掃用具を製造する生産本部も、それぞれ独自の管理部を持つ。
「基本的に月次決算は各管理部が完結し、決算調整の処理などを経理部が行い正式な数字にしています。加盟店への税務指導なども、直接的には各事業の管理部が対応しています」
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部長内藤 秀幸
1982年3月、神戸経理専門学校卒業。同年4月、株式会社ダスキンに入社し、経理部に配属される。13年務め、その後、カフェデュモンド事業部にて計数管理や企画運営を8年半、新規事業の運営を1年半経験し、監査部へ。ここで6年務め、2012年4月、経理部に再配属。部長に就任した。