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「全スタッフが切磋琢磨し、高品質とスピードを両立。複雑化する企業の課題を会計で支援するプロ集団」
株式会社アカウンティング・アドバイザリー

事務所探訪
株式会社アカウンティング・アドバイザリー

2010年に創業した株式会社アカウンティング・アドバイザリーは、IFRS導入支援や不正会計調査・過年度決算遡及訂正支援、海外上場支援など、会計・財務分野で高度な専門サービスを提供している。創業者であり代表の井上寅喜氏のもと、「クライアント+クオリティ・ファースト」を掲げ、専門性とスピードの両立を追求してきた。現在は、公認会計士、USCPA、中国公認会計士、弁護士など、多様な専門家が集う40名超の組織へと発展している。グローバル案件にも強く、IFRS展開や海外子会社支援などの国際対応力を年々高めている。
創業期は、代表自らが案件を獲得し、数名の仲間と現場を駆け回る――まさに立ち上げ期ならではのハンズオン経営だった、と井上氏は振り返る。
「目の前のクライアントに全力で応える日々でした。創業から10年が経ち、メンバーが20名を超えた頃から組織としての仕組みづくりに着手。それが私たちの第2フェーズです。ただし、どの段階でも、高度な会計をベースにした経営支援という軸はまったく変わっていません」
近年はミドル層の厚みが増し、案件の獲得から品質管理まで自走できるチームが揃っている。プロジェクトの推進を支える強みをたずねると、井上氏は「それは〝人〟です」と即答した。
「何より、ディレクター陣のバックグラウンドが頼もしい。多くが4大監査法人で10年以上のキャリアを積み、厳格な品質管理のもとで培った経験と知見を持っています。その結果、作業プロセスやチェックの勘所、要点の見極めといった品質への意識が、組織の風土として根づいてきました」
組織が強固になるなか、連結会計システムや業績管理ツール「Board」の導入など、IT領域での支援も手掛けており、また全社員に有償版「Copilot」を導入、業務への生成AIの活用も始まっている。
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株式会社アカウンティング・アドバイザリー代表取締役社長 公認会計士井上 寅喜
1980年、アーサー・アンダーセン入所。元アーサー・アンダーセン ワールドワイドパートナー、元有限責任あずさ監査法人代表社員。2010年、株式会社アカウンティング・アドバイザリー設立。現在、G L P投資法人監督役員、株式会社あおぞら銀行社外監査役、株式会社Kyulux監査役、北越コーポレーション株式会社社外監査役も務める。
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