監査法人の未来を担うエースたち
PwC Japan有限責任監査法人
テクノロジー・エンターテインメント アシュアランス部/マネージャー大橋 優駿
23年9月の帰国後は、以前から担当していたテクノロジー企業の監査に戻っている大橋氏。出向前には「シカゴに行かないでほしい」との声が上がったほど、クライアントから寄せられる信頼は厚い。クライアントとの関係構築にあたり、日頃心がけていることは何か。
「監査は、クライアントの思いを聴くことから始まると思っています。単純に、この取引に対してこの処理をしたから良い悪いと判断できるものではなく、その裏にある思いも理解したうえで検討する必要がある。特に内部統制監査はそれが顕著です。ある問題が起きた背景を調べると、直接的には『誰かがレビューする時に見逃した』などとわかります。でも、その裏で実際に何が起きていたのか、また見逃した原因まで明らかにしないと、クライアントが納得できる、実効性のある対策は打てません。だからこそ、話を聴く手間を惜しんではいけない。東京でクライアントの経理担当者と話しているだけではわからない場合は、工場など現場に足を運び、しっかりお話をうかがうようにしています」
前述のように、大橋氏の興味の中心は今も会計監査にある。一方で、国内外で経験値を高めた大橋氏には、新プロジェクトの声もかかる。
「一つは、PwCあらたとPwC京都の統合に関するプロジェクトです。具体的なことはまだ話せませんが、2つの法人のいいところを新法人に持ち込むのが私の使命。『統合の成功の象徴となるような仕事をしなさい』とパートナーから言われており、責任重大です。もう一つはオンライン監査プラットフォームの刷新にかかわるプロジェクト。新プラットフォーム内のツールを実際に使ってみて、意見をフィードバックするチームに参加しています。いわばPwCの監査のあり方そのものをつくっているわけで、こちらもやりがいが大きい仕事です」
PwC Japan有限責任監査法人テクノロジー・エンターテインメント アシュアランス部/マネージャー大橋 優駿