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Accountant's magazineとは

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Accountant's magazine vol.72

-アカウンタンツマガジン-
2024年01月01日発行

The CFO –ニッポンの最高財務責任者たち-

「自分と仲間の成長が、 企業価値を高める、 最大の武器となる」

tripla株式会社
取締役CFO岡 義人

企業価値向上のため、学び、成長し続けるCFOを目指す

IPO後は、企業価値向上にかかわる広範な業務が岡氏の使命となった。なかでもM&Aの比重は大きい。

「23年11月、日本政策投資銀行と共同で、インドネシアのBook and Link社の株式を取得。現物出資というあまり例のない手法の買収をかたちにしたことは、得難い経験となりました。また当社にとって、東南アジア進出は上場時に定めた目標。そのための最初のマイルストーンを達成できたと思っています」

今、岡氏が考えるCFOの面白さとは、どんなところにあるのか。

「やはり、業務が一つに限定されていないところだと思います。監査法人時代は、ある限られた範囲を深く掘り下げるイメージがありました。CFOには深さも大事ですが、それ以上に〝広さ〟が求められます。またCFOという立場のおかげで、確かな情報に対するアクセシビリティが格段に上がりました。だからこそ、どんどん学習が進む。例えば経営企画部の一担当だった頃は、法令の詳細を確認したくても、弁護士に直接尋ねるなんてできませんでしたから。これからも学び続け、自己成長を続けたいですね」

最後に、CFOを目指す若き会計士へのメッセージを岡氏に求めた。

「CFOの業務を限定して考えないほうがいいということです。つい経理・財務に目がいきがちだと思いますが、予算管理、人事、総務と、CFOに求められる役割は広範です。実際、優秀な経理マネジャーが一人、右腕についてくれたら、自分が経理の実務にかかわる時間は減るわけです。そのようにして、会計人としてより視座を高く持つことで、企業価値を高めるために自分がやるべきこと、やりたいことが見えてくると思います。そのためには、監査法人の外に出ていくことが有効ですが、仮に監査法人内で会計士を極めたいと思っているとしても、一度は監査法人の外の空気を吸ったほうがいい。具体的には、数字や事業計画を〝レビューする〟側ではなく、〝つくる〟側を経験してみるということです。すると、クライアントの本音がわかり、独りよがりではないアドバイスができるようになるし、会計人としてより成長できる。私はそう思います」

Profile

tripla株式会社 取締役CFO 岡 義人

tripla株式会社取締役CFO岡 義人

1985年1月22日
広島県呉市生まれ
2008年11月
公認会計士試験合格
2009年3月
慶應義塾大学経済学部卒業
監査法人トーマツ
(現有限責任監査法人トーマツ)入所
2013年8月
公認会計士登録
2014年4月
ソフトバンクモバイル株式会社
(現ソフトバンク株式会社)入社
2018年2月
Wovn Technologies株式会社入社
2020年6月
tripla株式会社入社
2020年9月
同社取締役CFO

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