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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
株式会社アウトソーシング経営管理本部 経理部
急激に業務の拡大が進んだが、当然、組織づくりは堅実に進められなければならない。人材採用、育成はいかに進められてきたのだろうか。
梅原氏によると、人材の採用は基本的に中途採用がメイン。経理・財務経験を着実に積んできたメンバーを加え、陣容に厚みを増してきた。
「上場企業で開示業務に携わりたいと入社してきた人もいれば、M&Aに積極的にかかわっていきたいという人もいます。上場企業であり、なおかつこれだけ事業展開のスピードが速い会社はそうないでしょう。スケールのある連結決算と国際会計のスキル、経験を積めるのが当社経理部に在籍するメリットだと考えています。数字を読み、取りまとめていくだけではなく、経理面から経営に積極的にかかわっていきたいと考えるスタッフが揃っています」
確かに、同社の沿革を振り返ると、上場に国際会計基準の適用などを含め、異例のスピードで経理イベントが発生してきている。では、この先の経理部はどう変化していくのか。成長曲線の先を見据える梅原氏は、組織としてはさらなる効率化、精鋭化を目指すべき、とあるべき姿を展望する。
「売り上げが3倍になったから経理部の人員が3倍になるわけではありません。経理部本体は30人超の規模にとどめ、会計・経理の業務にRPAやAIを導入して効率アップを図っていきたいと考えています。そして、スタッフはM&Aや海外展開を経理面からの分析・精査に注力。経営陣へのよりよい提案を目指します。自動化が目指すのは経理の省力化ではなく、あくまで"強い経理"なのです」
"強い経理"として進むため、経理部自体の中期経営計画をつくり、社内で発表している。そこに描かれるのは、アウトソーシング事業を担う同社をそのままトレースする、"経理部"の事業会社化だ。
「将来的には、アウトソーシンググループ内に経理を専門とする会社を立ち上げ、現在私たちが担当している国内・海外のグループ会社の経理を担っていきたいと考えています。さらには外部の経理のアウトソーシングを受けていく体制も目指したい。数字をただまとめるのではなく、本社や国内外のグループ会社と密な連携を取り、AI導入を進めて効率化を図ることで、"強い経理"の未来像が見えてくるでしょう」
経営管理本部 執行役員兼経理部部長梅原 正嗣
うめはら・まさし/最初のキャリアは、大原簿記専門学校職員。簿記クラスなどの講師として経験を積んだ。その後、会計事務所勤務を経て2002年に株式会社アウトソーシングに入社。経理課課長として活躍し、11年には経理部部長に就任。17年より経営管理本部執行役員も務めている。