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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
東ソー株式会社経営管理室・財務部
近い将来巣立っていくとはいえ、経理人材に期待されているものは大きい。
「会計基準など、最低限の会計知識があるのは大前提です。しかしメンバーに一番求めたいのは、会社の業務内容に対する理解です。どの事業部でどのような取引が行われているのか。数字の裏にあるものは何か。それをよく理解してもらいたい。逆にいえば、取引の実態をよく理解していれば、どのような会計処理をするべきかも自ずとわかるはずです」
これは同社における経理人材のキャリアを考えるうえでも重要な指摘だ。専門知識では社外の公認会計士にかなわない。確かに、知識があればいいというなら社内に経理機能を置かず、外部にアウトソーシングをすれば事足りてしまうだろう。
「会社の中にいる私たちの存在意義は、取引自体をよく理解していることにあるのです」
中途採用は原則的に行わず、新卒を育てることに重きを置いているのも、そのためだ。部署内でのローテーションにより、様々な業務を経験させることで人材育成を進める。業務のかたわら、簿記1級など資格取得を目指す者も多いとか。
「最近の若手は勉強熱心。さらに四半期決算で年間4回の決算を経験するせいか、習熟が早いですね。昔なら連結決算は年に1回、一度経験しても翌年には忘れてしまったものですが(笑)、今では1年で素晴らしく成長してくれます」
最後に、組織としての目標を聞いた。
「毎年新しい人材が配属され、入れ替わりに、鍛えられた経理人材が部外に羽ばたいていきます。これからも同じようにこのサイクルを滞りなく回していきたいですね。若いメンバーには、経営管理室・財務部で培かった知識や経験をベースに、他の部門で活躍してくれることを望んでいます。他部門でも生きる経理・財務の知識やものの考え方を、今のうちに学んでほしいと思います」
取締役 常務執行役員 経営管理室長 兼 購買・物流部長河本 浩爾
かわもと・こうじ/1980年、神戸大学経済学部卒業後、東ソー株式会社入社。南陽事業所経理課に配属される。本社経営管理室、ポリマー事業部企画管理室、全社システム開発プロジェクトなどでの勤務を経て、2009年、経営管理室長。16年、取締役常務執行役員に就任。IT戦略室、総務部、広報室、秘書室担当。経営企画・連結経営部、財務部、人事部、監査室関与。