The CFO –ニッポンの最高財務責任者たち-
株式会社エディオン
常務取締役管理本部長 兼 財務経理統括部長麻田 祐司
“会計のプロ”を志して資格を取得し、紆余曲折も経ながら上場企業のCFOへ。11年からはIR部も直轄となり、さらに12年からは管理本部長として、人事部、総務部、法務室も管轄に。その双肩にかかる責任は日に日に重みを増しているが、今はどんな心持ちで仕事に取り組んでいるのか。
「会計士、CFOというより、今では完全に経営者だという自覚を持っています。とにかく1万8000人の社員とその家族を守ることが私の最大の使命ですから、経営全般、求められることは何でもやるというスタンス。すべてのM&A案件にかかわる過程で、対象となった会社の方と直接話をしていますから、グループ全体が頭に入っているのも、私の存在意義。そうである以上、社の発展のために存分に“使って”いただかなければ。そりゃあ楽ではありませんが、司令塔の一人として経営に参加できていることに、このうえない喜びを感じますね」
合従連衡が続き集約化が進んだ家電量販店業界だが、今後はいよいよ“強者”同士の交渉、あるいは異業種の買収といった、新たな展開も予想される。
「最後は、エディオンならではのサービスが提供できるかどうかの勝負だと思っています。時代を先取りして成長が続けられるよう、常に前を向いて頑張りたいですね」
締めくくりに、会計士へのメッセージを聞いてみた。
「私の好きな言葉に、『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』があります。京セラの稲盛和夫さんの提唱した“方程式”ですが、本当にそうだと思う。会計士の皆さんは、能力は高いのだから、熱意を持って考え方を変えれば、結果は大きく変わるはず。私も持っていた会計士=監査という固定観念を、一度捨てて考えてみるのも意義のあることではないでしょうか。財務・会計の専門スキルを持つビジネスマン、経営者を目指せば、それこそ企業だけでなく行政や政治といった方面にも、活躍の場はあるはずです。資格を“付加価値”ととらえて目を外に向ければ、可能性は無限に広がると思いますよ」
株式会社エディオン常務取締役管理本部長 兼 財務経理統括部長麻田 祐司
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