- vol.83
-
「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
エバラ食品工業株式会社管理本部 経理部
消費者に長く愛される商品を数多く手がけてきた同社だが、それを反映してか「経理部内にありがちな堅苦しさはありません。他部門との垣根が低く、コミュニケーションも円滑です」と西田氏。スタッフのキャリアも多彩で、営業部門や製造部門などから異動してきた者も少なくない。西田氏自身も、かつて営業職を14年経験している。
「様々なキャリアを持つスタッフがいるからこそ、現場からの問い合わせにも、その意図や重要性を踏まえて的確に返答できる」と自信をのぞかせる。そんな同部では、さらなる先導的な役割を果たすことができる人材育成を課題に掲げる。
「そのためにも、若いスタッフには様々な実践の場を与えたい。今期の決算は公認会計士試験合格者の新卒社員に担当させていますが、試験勉強で培った知識と、現場で求められる能力の違いを痛感しているようです。例えば、試験ではあらかじめ数字が用意されていますが、実践では自ら数字を集める必要がありますからね」
毎月恒例の部会では、勉強会を兼ねて、スタッフ全員が的確に財務分析できるような能力開発を行う。さらに、今、経理部として取り組むべき課題30項目程度を共有し、当事者意識を持って、より一層の業務改善につなげている。
「誰か一人でもつまずけば、部内全体に連鎖します。それを未然に防ぐため、毎朝、全員が個々人の執行業務を共有します。また、業務マニュアルを作成して、現場からの問い合わせやトラブルなどの対応方法、各スタッフの役割を徹底周知。さらに、定期的なジョブローテーションを実施するなど、互いの業務への理解を深め、スタッフ間の業務レベルにブレが生じないようにしています」
部長西田 浩
明治学院大学社会学部卒業。1988年4月の入社後、名古屋支店、特販営業部などで家庭用・業務用営業を14年にわたり経験。税理士試験合格を機に2002年4月より経理部へ異動。以降、荏原食品(上海)有限公司出向(董事 副総経理)、経営企画室課長、総務部CSR課課長を経て、11年4月より経理部部長。04年8月、税理士登録。