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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
中国塗料株式会社 経理部
組織内の距離感が近く、温かな人間関係に支えられた風通しの良い文化が特徴だ。広島で1917年に創業し、1世紀超の歴史を重ねるが、70年代から海外展開という果敢なチャレンジも行ってきた。しかし、拠点が世界に広がった今も〝人の顔が見える関係性〟を大切にする企業文化は変わらない。「福利厚生では、借り上げ社宅制度といった〝古き良き〟仕組みを受け継ぎながら、業務マネジメントもアップデートしています。業務量の可視化や残業抑制といった取り組みに加え、東京本社オフィス移転も含め、制度の整備だけに頼らず、運用によるバランスづくりを重視してきました」
経理部門に求められる役割は、決算や開示といった〝守りの業務〟だけにとどまらない。システム導入による業務効率化や、海外子会社を含むグループ全体のガバナンス強化にも取り組み、機能の高度化を進めてきた。
片桐氏は、「適正かつ誠実に業務を遂行することが大前提」と強調。そのうえで、トップマネジメントの方向性に即して〝経営に貢献する経理部〟へと進化していくことが、これからの使命だ」と語る。こうした変革を支えるのが、人材の力である。
会計・経理の専門性を出発点としながら、将来的には管理部門全体を見渡せる視座を持つ――そのような成長志向こそ、同部の求める〝自ら考え、行動する力〟を体現する人材だ。課題の本質を見極め、自律的に実行していく力は、年次や資格以上に評価されている。
実際、管理本部では、海外子会社への出向により現地で管理全般にかかわった社員もおり、そうした経験が個人の成長だけでなく、組織の厚みにつながっている。経理部としても、こうしたキャリアの循環を育んでいきたい考えだ。
「経理業務を適正かつ誠実に遂行する――その大前提を守りながら、経理部として新たな価値を創り出していきたい。業務効率化のためのシステム活用や、海外子会社を含むグループ全体のガバナンス強化も、これからの重要なテーマです。専門性と実務力をベースに、将来的には現地の管理機能を担える人材を育てていく。そんなチームを、私たちは目指していきます」
管理本部 経理部 部長 片桐 浩司
1995年、日本大学文理学部卒業後、株式会社セントラルサービスシステム入社。2002年、米国公認会計士試験合格後、ジャスネットコミュニケーションズ株式会社入社。07年、公認内部監査人試験合格。08年4月、中国塗料株式会社入社。監査室などを経て、経理部へ。24年4月より現職。