- vol.83
-
「横浜でつなぐ確かな信頼。組織知で磨く高い品質で高度な専門領域にも挑む、企業支援の精鋭グループ」
税理士法人さくら共同会計事務所
事務所探訪
監査法人コスモス
新開氏が主導して確立した人事考課制度は、会計人としての専門性、貢献度、遂行度を総合的に評価するものだ。メンバー自身が自己査定をまとめ、上司と対話を進めながらフィードバック。監査や上場支援といった実務を強化すべき項目を可視化していく。メンバーが自分の成長を実感できることはもちろん、法人全体の品質管理、総合力の強化も促進する制度といえる。
現在の陣容は名古屋・東京オフィスを合わせて常勤の公認会計士が約40名、非常勤の公認会計士が約30名、合計約70名。常勤・非常勤のメンバーがフラットな環境で業務に臨む。女性パートナーの登用も進んでおり、性別や年齢にこだわらないダイバーシティを重視する風土がある。独自のワークスタイルとして確立したのが「選択勤務制」。これは勤務日数・勤務時間をメンバーが自ら設定できるもので、税理士や個人事務所とのダブルワークを認める柔軟な働き方だ。導入によって、異業種から“複業”を考える多様な人材が参画。組織の中には新たな化学反応が絶えず生まれている。
このように明るく、フラットな風土を醸成してきたのは富田・新開氏の両共同統括代表社員。監査業界では珍しいツートップ体制である。
富田氏によると「監査法人は公共性・公益性が求められますが、一方では法人として維持、存続、発展を志向しなければならない。絶妙なバランスが求められる組織体です。さらに、監査業務の品質管理と組織管理も、ある意味ではまったく方向性が異なるもの。新開と同時に共同統括代表社員に就任して以来、二人三脚で組織をつくり、仕組みを整備しています。彼とは何でも話せるから、難題にもいい落とし所が見つけられる。足りないことは補い合い、フォローし合いながら着実に進んでいく。私たちのフラットな関係性が、風通しの良いコスモスの風土、労働環境に影響しているのかもしれません」
監査法人コスモス――創業メンバーは「コスモス(宇宙)」から「無限の広がり、成長」という意味を込めて命名したという。自律するメンバーが輝きつつ、理念を共有しながら広がっていく。自由な組織体は、コスモスという名にふさわしい。
監査法人コスモス統括代表社員 公認会計士 新開智之
1992年、岐阜大学教育学部生物地学科卒業。94年、公認会計士第二次試験合格後、監査法人コスモス入所。98年、公認会計士登録。2004年、パートナー就任。07年、代表社員就任。19年、統括代表社員就任。20年、太平洋工業株式会社監査役就任(現任)。