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「横浜でつなぐ確かな信頼。組織知で磨く高い品質で高度な専門領域にも挑む、企業支援の精鋭グループ」
税理士法人さくら共同会計事務所
事務所探訪
税理士法人 大石会計事務所
その気概に興味を持つ新規顧客からの問い合わせが相次ぎ、ビジョンに共鳴して入社を希望するスタッフも集まってきた。“旗幟”を鮮明にすることが会計事務所としての差別化につながり、新規顧客の開拓、事務所スタッフの一体感も醸成できたのである。
「基本業務はもちろん税務・会計サービスですが、私たちはそれを前面に出さない会計事務所を標榜しています。なぜか?税金の話では、お客さまも私たちもワクワクしないからです。それより、ビジネスをいかにうまく展開していくか、中小企業としてどう成長していくかを語り合っていきたい」
人を大切にする感動経営企業を広めること。事業活動を通じて地域社会を活性化させること―――確かに、大石会計事務所のミッションは、税務会計サービスにとどまらない。「かかわるすべての人がワクワクする中小企業づくりを目指す」ものだ。
「そのためには、私たち自身もいい会社のあり方を追求し、不断の努力を続けていかなければなりません。これが、私がモットーとして掲げる『会社は大人の学校だ』というもの。会計事務所の既成概念にとらわれず、『いい企業とは何か』を常にお客さまと一緒に模索し続けていきたいのです」
その姿勢はオフィスを訪れると一目瞭然だ。エントランスにはウェルカムボードを掲げ、来所されたお客さまに社員一同が起立して挨拶。打ち合わせの際はメニューが差し出され、好きな飲物をオーダーしてもらう。会計事務所らしからぬホスピタリティは、社員たち自らが積極的に提案・実施してきたものだ。所内を見渡すと、随所に社員発信の取り組みが光る。
「週1回の地域清掃、有志が始め、今では社員の多くが参加するマラソン、社員の一体感を強めるハッピーランチなど、社員が提案した取り組みはどんどんゴーサインを出してきました。やらされ感はなく、自分が能動的に動き、提案していける風土があります」
ワクワクする企業支援にはメリハリの効いたワークライフバランスも必須。現在は在宅ワーカーが事務処理を担当し、社員は本業の企業サポートに注力できる体制を取る。目指すのは社員が安心して、長く働き続けられる職場だ。
「今は規模の拡大にそれほど興味はないのです。他者との競争に身を投じても、勝ち続けることはできませんから。長く続くのは、穏やかに安定して成長する企業体です。そのために、職場が楽しく、人としても成長できる環境づくりに注力しています。社員が安心して長く働ける職場から、すべての人が笑顔になれる中小企業づくりの輪を広げていければと考えています」
税理士法人 大石会計事務所大石 豊司
1982年、明治学院大学経済学部卒業後、山梨中央銀行に入行。3年半後に退行し、税理士を目指しながら会計事務所に勤務。87年、税理士試験に合格。89年、大石会計事務所として独立開業。2009年、税理士法人化し、現在に至る。著書に『中小企業を長く続ける社長の指南書』(現代書林)など。