熱き会計人の転機
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン
コンサルタント長濱 賢吾
なぜ、ベイン・アンド・カンパニーへ転職したのですか?
長濱入所3年目、ずっと担当していたある会社が、不況の煽りを受け、解散してしまったのです。監査フィーをいただきながら、クライアント清算のための仕事をする。そこに強いジレンマを感じました。
一方、私自身、早くからインチャージを担い、次なる成長機会を求めていました。「企業を監査するのではなく、利益をつくり、企業の成長に直接寄与したい」という思いが徐々に膨らみ、転職を決意したのです。
ベイン・アンド・カンパニーは、世界34カ国53拠点に展開する戦略コンサルティングファームです。徹底した「結果主義」を掲げ、利益向上にコミットする方針は、私が求めている仕事にぴったり合致しました。
現在、携わっている業務、その醍醐味を教えてください。
長濱主に2つの業務に携わっています。1つは、クライアントの課題を解決する戦略策定から実行支援。もう1つは、買収調査のお手伝いですが、前者のほうがメイン業務です。若手は、特定の業界・ファンクションに限らず、あらゆる案件のコンサルティングを担います。
特に印象に残っているのは、7年連続で売り上げを落とし、業界シェア1位から3位に転落したクライアントを担当した時のこと。プロジェクト期間中にシェアを伸ばし上昇気流に乗せた結果、見事に1位の座を取り戻すことに成功しました。前職で感じたジレンマとは真逆の仕事ができ、大きな達成感を得ることができました。
なぜ、こうした成果が出せたのか?それは、徹底した「結果主義」の精神を貫いたからこそ。時には、業務終了後に先方担当者と深夜までファミリーレストランで作業したり、相談に乗ったりもしました。経営と現場に深く入り込み、一人ひとりの心に火を点け、結果につながるまでこだわり抜いた、ということです。
前職の経験は新天地で生かされていますか?また、今後の目標を教えてください。
長濱クライアントのマネジメント力に自信があるのは、監査の経験があるからこそ。培ってきた会計知識も信頼感を醸成しています。とはいえ、前職と現職はまったくの別物。転職当初は何度も壁にぶつかりました。
当社では世界的に統一された教育の制度があり、これまでグローバル・トレーニングに参加したり、トランスファー制度を使って海外オフィスで働いたりもしましたが……今でも日々自分の力不足を感じます。でも一方で、常にそれを認めたくない自分がいます。加えて、常に“上り坂”を選び続けることが求められる、とても厳しい環境です。ただそれゆえ、スタッフ同士が互いに助け合いながら、成長を目指す風土が醸成されています。
今後も、暑苦しいと思われるほどに(笑)、企業の成長に貢献し、そこに携わる人たちを幸せにしたい。そのためには、利益をつくり続けることが不可欠。だからこそ、仲間と支え合いながら、きつい“上り坂”に必死に挑み続けることができるのだと思っています。
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンコンサルタント長濱 賢吾
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン
私たちは現在、あるプロジェクトのチームメイトとしてかかわっています。このプロジェクトは長期にわたるもので、長濱さんは途中から入ってきたメンバー。連綿としたチームの歴史、複雑なビジネス内容をキャッチアップするのに、とても苦労したと思います。ですが、長濱さんは常に責任感を持って前向きに取り組み、スピーディーにチームに入り込んでくれました。クライアントともすぐになじみ、後輩への教育にも熱心。とても頼りになる存在です。
当社は、社員を3つの観点で評価します。1つ目は提案する戦略の中身をよりよくする力、2つ目はクライアントを巻き込む力、3つ目はチームで働く力です。長濱さんは、特に2つ目と3つ目が抜きんでていますので、今後期待するのは、1つ目の力をさらに高めていくこと。当社は、チームプレーを大切にしており、チームの成長がクライアントや自分の成功につながると考えています。今後も一緒に成長していきたいですね。