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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
ライフネット生命保険株式会社経理部
同社経理部は、現在部長の下に20代の女性2名の体制。一人は成相氏と同じ公認会計士で、もう一人は試験合格者だ。「当初から株式上場を目指していたので、会計のプロを意識的に採用した」のだそうだ。
「ルーチンワークで心がけるべきことは、とにかく速く正しいレポーティングです。相手は役員であったり株式市場であったり監督官庁であったりするわけですが、この基本が守られないと全体の業務に支障をきたすことにもなりかねません」
加えて「経理部が求められている一番のテーマは、一にも二にもコスト管理」だと話す。
「安い保険料で多くの方に生命保険という商品を提供するのがビジネスの根幹。そのためには、できるだけコストを抑える必要があります。当社は中途採用を基本とし、事業拡大に伴って様々な業界から人材が集まっています。もちろんみんな優秀ですが、コスト意識という点では必ずしもそれに習熟していない人もいる。そうした人たちにコストのマインドを植え付けていくのも、我々の任務なのです」
とはいえ、「これらは経理として当然の仕事で、他社と大きく変わるものではありません」と成相氏は言う。ほかの会社と違いがあるとすれば、”柔軟な問題解決能力“だ。
「設立間もない会社ですから、予想しなかったような課題もたくさん出てくるわけです。最も必要なのは、それらを見つけ自主的に解決していける力ですね。他部署と良好な関係を構築できるコミュニケーション能力や、人柄のよさも当社では必要です。保険業界だからというよりも、ライフネットだから求められるものが大きいと思います」
部下の教育の基本は、「多くの経験を積ませること。特に、今までやったことのない仕事を任せて、きちんとフォローし評価する。それを、意識的にやっています」とのことだ。
成長著しい同社だが、”伸びしろ”はまだまだ大きい。
「ほかの様々な商品同様、ネットが生命保険を購入するメインチャネルになるのは、長い目で見れば、ほぼ間違いないと思います。もちろん、海外進出が視野に入る日も、そう遠くはないでしょう」
経理部としての人材募集の予定は、当面ない。
「ただ、『優秀な人間は仕事がなくても前向きに採用を検討』という空気が当社にはある。副社長の岩瀬が以前言っていたのですが、優秀な人間は自分で仕事を見つけることができるからです。培ってきたキャリアを生かして“突き抜けた”仕事をしてくれる人がいたら、会社としてはもちろんウェルカムです」
経理部長成相 衆治
2000年3月、名古屋大学経済学部卒業、2002年10月、公認会計士第二次試験合格後、新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)に入所。03年2月、KPMGの監査部門が独立し設立された、あずさ監査法人へ。保険会社、証券会社などの会計監査業務に従事する。07年7月、ネット生命保険準備会社であるネットライフ企画株式会社(現ライフネット生命保険)に転職。11年4月、経理部長に就任。