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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
株式会社ミツウロコグループホールディングス財務経理部
前述のとおり、児島さんが考える財務経理部の目前の課題は、決算の早期化と堅確化である。
「グループ全体の経営状況を正確に把握したうえで、実態どおりの数字に反映し、より早く経営サイドに提示できる体制づくりが急務だと考えています。そうすることで、経営サイドも環境の変化に応じたタイムリーな打ち手を講じることができる。“人財”のさらなる強化と業務対応力の向上、その体制構築こそが今、私の担う課題です」
その一環として同社では、11年度の決算申告よりe‒TAXを採用し、業務の効率化・早期化と内部統制向上、支店負担軽減を図っている。また、グループの各事業部門や支店に配置された管理グループ統括責任者を対象に、半期に一度の会計方針や内部統制における注意事項の伝達など、テレビ会議システムを活用した周知徹底にも注力。ほかにも、全国の小売店長全員参加による地域研修会や、QCサークル活動の手法を利用した業務改善運動、各事業会社や支店との交流人事によるジョブローテーション、ファイナンスや管理会計に関する勉強会などを実施して、業務品質の改善・向上に取り組んでいるという。
そんな同部で活躍する人材に求められる資質とは何か。
「グループの健全な経営を財務・経理・会計面から支える財務経理部の役割は大きく、部員一人ひとりに適切で迅速な対応が求められます。そこで大切なのは、グループ全体の事業内容を理解し、現場やスタッフとのコミュニケーションをとりながら、何事にもチャレンジ精神を持って取り組むこと」と児島さん。
グループ会社を経て同部勤務となった小柳栄治さんは、「グループ会社の立場からも連結決算を見ることはとても重要」と話す。また、同部財務企画担当として活躍する福田昭彦さんは、「うちの部は、生え抜きの人材と多様なキャリアを有する中途採用者がお互いに良い影響を及ぼし合っています」と、その風通しの良さを自負する。そんな同社に人材サービス会社から転職した林健太郎さんは、「もともと興味があった風力発電事業に経理面からかかわれることは、とても有意義」と意欲を見せる。また、「多業種展開をしているため、資格取得のために学習した知識を生かせる場がたくさんある」とは、萩原伸義さん。かつて建設会社に勤めていた大津久美子さんは同社の支店勤務を経て一昨年8月より同部で活躍しており、「自分の仕事が会社の役に立っていると思うと、大きなやりがいを感じる」と目を輝かせる。ミツウロコグループのさらなる発展を支えるべく、こうした多彩な人材をそろえた同社財務経理部の進化に注目したい。
(※1)Entertainment And Sports・Spaの頭文字と「癒やす」をかけ合わせた造語
(※2)2011年10月1日の会社分割に伴い「株式会社ミツウロコ分割準備会社」より商号変更
財務経理部長児島 和洋
1984年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行。2009年、みずほ銀行より株式会社ミツウロコに出向。2010年4月に株式会社ミツウロコ執行役員経理部長。2011年10月より株式会社ミツウロコグループホールディングス財務経理部長を兼務。