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「「凡事徹底」の姿勢を貫きつつ急成長を"先手"で支え、新しい経理のかたちを築く」
株式会社メドレー Accounting & Tax室
経理・財務最前線
日産自動車株式会社経理部
管理会計と財務会計どちらの部門も中途採用には積極的である。財務会計は比較的ジェネラルな業務であることから、財務会計部門の経験者を日産の経理部門でのキャリア開発の一ステップとして管理会計部門に異動させ、財務会計部門の空いたポストに中途採用を募集するというケースも少なくない。
そういった場合には、財務会計のスキル、および事業会社での財務会計の実務経験は採用において重視される。中途入社の〝人財〞は日産グループの経理部門にどのような魅力を感じているのだろう。
「私が統括している連結会計グループを例にすると、実際に中途入社者の割合は大変高く、中途入社者が馴染みやすい環境だと思います。それから巨大な日産グループ全体の数字を扱える業務であること。世界の経済状況からどのような影響を受けているのか、肌で感じることができます。私が面接する方にはいつも、自分の扱う情報が何を意味しているのか関心を持ってほしいとお伝えしています。1年前の数字と変化があるなら、どんな事業のどんな変化によるものなのか調べて、自分なりの答えを出す。その繰り返しが経理人材を鍛えるのです。自分の仕事が世界経済とつながっているイメージが持てると仕事が格段に楽しくなりますから」
積極的な採用により、日産グループの成長を支え、時には後押しできる経理部として、基盤強化に努めてきた。
「一定の成果をあげられるようになった今、また新しいチャレンジが始まっています。たとえば、グループ共通の新しい会計システムの構築です。究極的な理想形をいえば、新しく日産連結グループの一員となった会社に、標準化された会計システムを導入してもらい、各社の数字が機動的に連結決算に組み込まれるような体制を整える必要があるのではないか、と。すでに競合他社が同種の会計システムを導入し終えたという話もあり、キャッチアップしなければならないというのが経営層の認識です。その意味では、今後はぜひ、会計システム導入の経験がある経理人材を獲得し、活躍してもらいたいと考えています」
経理部 連結会計グループ 担当部長常原 二郎
つねはら・じろう/1988年、東京大学文学部卒業後、日産自動車株式会社に入社。入社後は、単体決算担当、税務対応担当など、一貫して経理財務畑を歩む。その間、2年間ディーラーへの出向も経験。98年、経理部連結会計グループへ異動。2016年、同グループ担当部長に就任。