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Accountant's magazine vol.7

-アカウンタンツマガジン-
2011年08月01日発行

会計プロフェッションによるコラム「Accountant's Opinion」

第7回「"世界一の「日本の経理・財務」"を世界に広める「研究学会」を創立」

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)
顧問金児 昭

私は、日本の経理・財務は“世界一”だと信じている。およそ10年前、経済産業省の肝いりで作成された「経理・財務サービススキル・スタンダード」(FASS)が、中国・タイ・韓国・フィリピンをはじめとするアジア各国から高い評価を受け、ブラジル・アメリカ・ヨーロッパなどからも注目される存在となっているという事実は、その証の一つである。そんな“世界一いいもの”を、当の日本人が認識していないとしたら、まことにもったいない。

2011年1月1日、私は「世界と/または日本『経理・財務』研究学会(World and/or Japan “Accounting & Finance” Association)」という名称の、世界中の誰もが自由に参加できる学会を立ち上げ、行天豊雄さんに最高顧問をお願いし、会長に就いた。38年間にわたる自らの「経理・財務」の実務上の体験・知識(エンピリカル・ナレッジ)を踏まえ、またFASS検定の取り組みを通じて磨かれてきた、世界に誇れる「経理・財務」の考え方やノウハウを、広く日本中、世界中に広めていくのが目的である。

実務体験で私が確信したのは、「会社・店・個人企業・個人(会社等)が守るべき『“経理・財務”原則』は、そうした会社など自身の実務の歴史から抽出されるべきである」ということだ。FASSにはそうした“思想”が貫かれており、試験問題の開発は会計士や学者を一人も入れずに、会社などの経理部長や財務部長のみのグループが行った。だからこそ、世界に冠たる日本実務の「スタンダード」になっている。

「研究学会」の目指すものは、❶会社などのトップから一般社員、店長から店員まで誰もが、❷極論すれば1円のお金も1秒の時間も使わずに、❸「経理・財務」を自らが自由に学んだり考えたりできる“宙(そら)”をつくるきっかけとなり、❹世界に誇れる日本の「経理・財務」を世界の人々と共有し、❺日本中、世界中の人たちが幸せになるための「経理・財務」をつくり上げること――である。

私は、「会社」や「経理・財務」は、人間が幸せになるためにあると考えてきた。ところが現状は、「グローバル」「インターナショナル」「アメリカン」などの財務会計に振り回されるあまり、この当たり前の真理がかすんでしまっている。「グローバル」な視点は必要だが、あら探しを旨とするような「企業性悪説」に傾いた議論ばかりが目立つのは、おかしい。そうではなくて、もっと世界中の会社は、1円でも利益を挙げて雇用を守る「経営会計(Management Accounting)」にのっとって活動する「企業性善説」に重きを置くべきなのだ。そのような議論をしたいと、誰もが思っているのではないだろうか。

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Profile

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁) 顧問 金児 昭

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)顧問金児 昭

1936年生まれ。東京大学農学部卒業後、信越化学工業に入社。以来38年間、経理・財務部門の実務一筋。前金融監督庁(現金融庁)顧問や公認会計士試験委員などを歴任。現・日本CFO(経理・財務責任者)協会最高顧問。著書は2010年1月現在で、共著・編著・監修を含めて123冊。社交ダンス教師の資格も持つ。

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