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Accountant's magazine vol.19

-アカウンタンツマガジン-
2013年08月01日発行

会計プロフェッションによるコラム「Accountant's Opinion」

第19回「経理・財務は積極的に事業部の中へ!仕事の本質を察知する千里眼の持ち主」

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)
顧問金児 昭

今回の私の印象に残るCFOは、株式会社ニチレイの中村隆氏。対談が行われた2010年12月当時、中村氏は取締役執行役員財務部長で、株式会社ニチレイプロサーヴ代表取締役社長の任にあった(現在は取締役執行役員で株式会社ニチレイバイオサイエンス代表取締役社長)。ニチレイは05年に持ち株会社体制に移行、事業会社4社と、経理・財務を含む事業支援部門を運営するニチレイプロサーヴの基幹5社体制となった。事業会社に経理・財務部門はなく、すべてプロサーヴが担当している(ニチレイプロサーヴは13年4月、持株会社のニチレイに吸収合併されている)。

まず印象的だったのは、「ニチレイプロサーヴは、グループ会社にサービスを提供して、対価を得ます。別会社にしたこととで、顧客意識とコスト意識が、以前に比べて高まったと思います。そして、『経理・財務の業務を通じてグループ事業会社の企業価値の増大に貢献すること』こそが、我々のミッションなのです」というお話だ。当時策定された将来ビジョンを要約すると、①事業会社の価値増大に欠くことのできない存在になる②業務プロセスを常に見直してコストを下げて効率的な業務を行う③働く個人が生き生きとやりがいを感じながら成長できる職場環境をつくる――というものだった。

「1つ目は、できるだけ事業会社の中に入って、事業の目的に協働する。そして、事業会社の価値の増大に貢献しようではないか、ということです」

私自身も、現役時代は文字どおり事業部の中に放り込まれ、事業部の“しもべ”として仕え、揉まれた。そのことは後に大きな財産となったのである。このお話を聞いた時、私は“わが意を得たり”の気持ちだった。

2つ目は「“経費ケチケチ運動”などではなく、例えば縦割りだった仕事を横に分けて見ることで定型的な業務をあぶり出し、コスト削減に結びつけるなど、プロセスを見直して原価を下げる」ことである。

3つ目は、“人財”育成にもつながっていく。「会計の正当性の確保、具体的な財務戦略の策定と提供が求められますから、それを可能とする税務、会計、ファイナンスの知識を有する“人財”育成を目指しています」。

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Profile

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁) 顧問 金児 昭

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)顧問金児 昭

1936年生まれ。東京大学農学部卒業後、信越化学工業に入社。以来38年間、経理・財務部門の実務一筋。前金融監督庁(現金融庁)顧問や公認会計士試験委員などを歴任。現・日本CFO(経理・財務責任者)協会最高顧問。著書は2013年5月現在で、共著・編著・監修を含めて143冊。社交ダンス教師の資格も持つ。

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