会計・経理職の転職専門エージェント > 公認会計士の転職 > アカウンタンツマガジン[Accountant's magazine] > vol.21 > 大橋 広樹(株式会社一休) - The CFO -ニッポンの最高財務責任者たち-
現場で働く会計士の声

Accountant's magazineとは

back
number

Accountant's magazine vol.21

-アカウンタンツマガジン-
2013年12月01日発行

The CFO –ニッポンの最高財務責任者たち-

「この会社に身を転じ、視野が大きく広がった。事業成長に貢献し続ける」

株式会社一休取締役
管理本部大橋 広樹

CFOの前に経営者。念頭にあるのは「常に顧客のために」

高級ホテル・旅館の予約サイトを主力とする同社のビジネスを「ある意味、“ずるいモデル”」と大橋氏は表現する。
「加入ホテルの高級イメージで、一休のブランドも確立できた。在庫はないし、高級ホテルはクレームも少ない。できすぎたビジネスモデルなんですよ。ただシンプルなのはいいのですが、M&Aもやっていないし、支店も連結もない。IFRSなども無縁で、実は専門性を活用する場面は少ない。そこに少し物足りなさを感じています」

レストラン予約などの横展開は図っているものの、「柱となるべき次なるモデルが、まだ見いだせていないのが将来に向けた課題」だと認識する。
「さらなる成長のためには、もう少し幅広い事業展開が必要になります。M&Aの実行なども含めて、自らのスキルも生かしつつ、社の発展に貢献したいですね」と話す。

そんな大橋氏だが、「普段の仕事で会計士資格やCFOという肩書を意識することは、ほとんどない」と言う。
「一例を挙げれば、消費税のアップ。増税に当たって、管理部門は現場の事業部から様々な相談を受けます。その際、会計的な答えを示すことはできますが、会社として最初に考えるべきことは、それなのか?私は、例えば税抜き、税込みの表示はどちらがお客さまにとってわかりやすいか、予約しやすいか、という発想が、まずあるべきだと考えます。重要なのは、CFOとしてウンヌンよりも、経営者視点でお客さまのこと、会社全体の利益を考えることだと思うのです」

そうした経営者視点、顧客志向は、いうまでもなく上場準備からスタートした、事業会社で必要とされる様々な仕事に揉まれるうち培われたものだ。
「監査法人時代、自ら何かを発想するという視点に、なかなか立てなかった」と話す大橋氏は、会計士に向けこんなメッセージを送る。
「監査業務に集中すると、どうしても視界が固まってしまうんですね。でき上がった数字に対して指摘はできても、その裏に、どうやって利益を上げるのかという日々の戦いがあることが見えにくい。あくまでも一例ですけど、監査で企業のIRを意識することって、ほとんどないでしょう。でも会社の現場はそこに相当の時間とエネルギーを注ぎ込んでいます。会計士は『資本市場の番人』のようなもの。だったら、もっと市場や企業の実際を知るべきだと思うのです。そのためには、やはり“外の世界”に触れることではないでしょうか。今は一般企業への研修出向制度などもあると聞きます。例えばそうした機会にチャレンジしてみるのも、意義のあることだと思いますよ」

Profile

株式会社一休 取締役 管理本部 大橋 広樹

株式会社一休取締役
管理本部大橋 広樹

1961年10月23日
東京都板橋区生まれ
1989年3月
東京大学経済学部中退
1989年4月
中央新光監査法人入所
1990年10月
公認会計士二次試験合格
1994年3月
公認会計士登録
1998年7月
株式会社一休監査役就任
2004年8月
同社取締役
管理グループマネージャー就任
2008年6月
常務取締役就任
2012年4月
取締役管理本部就

最新の「The CFO –ニッポンの最高財務責任者たち-」

Accountant's magazine
バックナンバー

Accountants_magazineバックナンバー 学生インターン募集中 PARTNERS

掲載企業抜粋(50音順)

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社プライバシーマーク ジャスネットコミュニケーションズ株式会社は、「プライバシーマーク」使用許諾事業者として認定されています。


ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 職業紹介優良事業者 ジャスネットコミュニケーションズ株式会社は、職業紹介優良事業者として認定されています。

↑ PAGE TOP

© JUSNET Communications Co.,LTD All rights reserved.

新規登録