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Accountant's magazine vol.22

-アカウンタンツマガジン-
2014年02月01日発行

会計プロフェッションによるコラム「Accountant's Opinion」

最終回「経理・財務は、企業の良心の最後の砦。その気概を持って仕事に取り組もう」

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)
顧問金児 昭

私の印象に残るCFOの9人目は元・帝人専務取締役CFO兼内部統制推進班長の高野直人氏だ。現在は、経営の中枢を担われた方や官界での長い経験をお持ちの方々がメンバーとなり、講義、講演、企業研修やベンチャー支援事業などを行う一般社団法人ディレクトフォース・株式会社DFマネジメントアカデミー事業部長として活躍されている。

私が『週刊経営財務』(税務研究会)の対談でお会いしたのは、2008年。CFOにも様々な経歴の人がいるが、高野氏は、人事・労務畑を25年、その後5年間、業務改革のプロジェクトに携わり、財務部長に就任したのは50歳を超えてからという話に、まず驚いた。ただ、「逆じゃなくてよかった。業務改革の仕事をされて経理・財務に来られたのは、素晴らしいことです」と、私は率直な感想を述べた。

帝人は01年に総務・人事、経理・財務、購買・物流の3機能を集約したスタッフ会社、帝人クリエイティブスタッフ(TCS)を設立、3つの機能の人材はすべてここに移した。そのうえで必要な人材をコーポレートスタッフや、事業グループの事業管理スタッフに出向させている。

業務の効率化などを目的に、スタッフの機能を戦略企画的な機能と実務的な機能に分離し、後者の機能は別会社化して運営するというのは、「業務改革」の一環としてよく採用されるやり方だ。同社でもそうした提言が行われ、「侃侃諤諤の議論になった」という。

「人材育成で重要なのは、実務経験を積んで、実務の目線を身につけてから、企画したり戦略を組み立てたりすること。スタッフの機能を2つに分けることは人材育成上、非常に問題があるし、分けられた人たちのモチベーションも悪くなってしまう」というのは、うなずける話である。

議論を経て、述べたような戦略企画機能から実務機能まで丸ごとTCSに移行させるという体制に落ち着いた。出向がシステマチックに行われるのならば、非常に合理的なシステムだと感じた。

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Profile

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁) 顧問 金児 昭

経済・金融・経営評論家/前金融監督庁(現金融庁)顧問金児 昭

1936年生まれ。東京大学農学部卒業後、信越化学工業に入社。以来38年間、経理・財務部門の実務一筋。前金融監督庁(現金融庁)顧問や公認会計士試験委員などを歴任。現・日本CFO(経理・財務責任者)協会最高顧問。著書は2013年8月現在で、共著・編著・監修を含めて143冊。社交ダンス教師の資格も持つ。

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