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簿記2級での転職が厳しいと言われるのはなぜ?
「実務経験なし」でも転職できる職場を紹介!

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ジャスネットキャリア編集部

簿記2級は、経理・財務の仕事に就くうえで役立つ資格の一つです。しかし、「簿記2級を持っていても転職は厳しい」と言われることがあります。その理由として、企業が求めるスキルと資格のギャップ、実務経験の有無、競争率の高さなどが挙げられます。

しかし、実務経験がないからといって転職が不可能なわけではありません。この記事では、簿記2級で転職できる職場や、おすすめの業務、転職が厳しい理由、そして実務経験なしで転職を成功させるためのポイントを詳しく解説します。

目次

■簿記2級を持っていても転職が厳しいといわれる理由3つ

■簿記2級があれば転職できる職場

■簿記2級を活かせるおすすめの業務

■日商簿記2級を活かした転職を成功させるために

■まとめ

■簿記2級を持っていても転職が厳しいといわれる理由3つ

(1) 資格よりも実務経験が重視される

簿記2級の知識があっても、実務経験がなければ企業は「即戦力として活躍できるか?」を不安視します。特に理職は実務経験が重要視される経ため、資格だけではアピールが弱くなりがちです。

<解決策>

  • 未経験OKの職場で実務経験を積む
  • 派遣社員やアルバイトからスタートする
  • クラウド会計ソフトの操作スキルを身につける

(2) 簿記2級を持っている人が多い

簿記2級は近年、難化しているため取得は難しい資格なのですが、転職に有利という情報から経理で働く多くの求職者が持っている傾向があります。そのため、資格を持っているだけでは差別化が難しくなります。

<解決策>

  • 簿記1級や税理士試験の科目合格を目指す
  • Excelや会計ソフトのスキルを身につける
  • 応募書類や面接で積極的にアピールする

(3) 企業の求めるスキルが幅広い

企業は経理担当者に対して、簿記の知識だけでなく、Excel(関数・ピボットテーブル)のスキル、会計ソフトの操作経験(弥生会計、勘定奉行、freeeなど)のほか、コミュニケーションスキルなども求めています。

これは経理未経験だとしても、その他にアピールできることがあれば、転職に有利になれるということでもあります。今までの業務の棚卸をしっかり行いましょう。

<解決策>

  • Excelのスキルを向上させる(特にVLOOKUP、IF関数など)
  • 会計ソフトの使い方を学ぶ(無料版を試す)
  • 転職活動時に「学ぶ意欲」をアピールする

■簿記2級があれば転職できる職場

簿記2級を取得していると、経理や会計業務に関連する職場で働くチャンスがあります。以下のような職種・業界では、簿記2級が評価されやすいです。

(1) 一般企業の経理職

多くの企業では経理のプロフェッショナルな人材を求めており、知識の面で簿記2級を持っていると採用時に有利になります。企業規模によって業務内容は異なりますが、主な仕事は以下のようなものです。中小企業では即戦力となる経験者を求める傾向がありますが、最初は補助業務からスタートすることで実務経験を積むことができます。

  • 仕訳入力
  • 売上・支出管理
  • 経費精算
  • 月次・年次決算の補助

(2) 会計事務所・税理士事務所

会計事務所や税理士事務所では、顧問先の会計処理を行うため、簿記2級の知識を活かせます。主な業務は以下の通りです。未経験でも補助業務からスタートできる事務所もあるため、簿記の知識を活かしながらキャリアを積むことができます

  • 仕訳・記帳代行
  • 決算補助業務
  • 税務申告のサポート

(3) 銀行・信用金庫・証券会社

金融機関では、会計や財務の知識が必要な職種があり、簿記2級が評価されることがあります。例えば、以下のような職種があります。

  • 銀行の融資担当
  • 信用金庫の経理部門
  • 証券会社の財務管理

ただし、これらの職種は簿記の知識だけでなく、金融商品や経済の知識も求められるため、業界研究が必要です。

(4) 経理アウトソーシング会社

経理業務を企業から請け負うアウトソーシング会社では、簿記の知識を活かせる仕事があります。特に未経験者でも研修制度が整っている会社も多く、実務経験を積むのに適しています

(5) その他

その他にも経理だけではない、簿記2級を活かして働ける職場について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

■簿記2級を活かせるおすすめの業務

簿記2級を取得したものの、経理未経験の場合は、以下のような業務の求人を探すとよいでしょう。慣れるまでの時間が比較的短い業務で経験を積むことで、次のステップへ移りやすくなります。

(1) 記帳代行・仕訳入力

企業の経理部や会計事務所でよく行われる業務です。仕訳の知識があれば、比較的スムーズに対応できます。

(2) 経費精算・請求書処理

企業の経理部門での基礎的な業務です。領収書のチェックや経費精算の処理を行います。

(3) 給与計算補助

給与計算ソフトを使用して、従業員の給与支払業務をサポートします。

■日商簿記2級を活かした転職を成功させるために

(1) 未経験歓迎の求人を探す

現在、転職市場は売り手有利なため、経理経験者であれば正社員に直接応募しても採用されやすい傾向があります。しかし経理未経験者の場合は、求人サイトで「未経験OK」「簿記2級歓迎」の求人を検索し、実務経験を積める職場を選びましょう。

(2) 転職エージェントを活用する

経理未経験の場合は、必ず経理・会計に特化した転職エージェントを活用しましょう
通常の転職エージェントでは、未経験の求人の数は非常に少なくなります。また「紹介予定派遣求人」など、一定の試用期間のあとに正社員になれるシステムを採用した求人なども、ジャスネットのような専門エージェントには多数あります。経理未経験の場合はぜひ活用してください。

(3) アルバイトや派遣からスタートする

経理の実務経験がない場合、アルバイトや派遣社員として働きながら経験を積むのも一つの方法です。正社員に比べて採用のハードルが低いですし、実務経験を積んだあとに正社員としてステップアップの転職も可能です。

【ジャスネットスタッフ 色々な働き方】
経理職で派遣社員から正社員を目指すための3ステップ

■まとめ

簿記2級を持っていても、実務経験がないと転職が厳しいと感じることがあるかもしれません。しかし、経理・会計に特化した転職エージェントで未経験OKの求人を探したり、スキルアップを図ることで、十分に転職のチャンスはあります。

本記事を参考に、自分に合った職場を見つけて、経理のキャリアをスタートさせましょう!

執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。
編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

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