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会計事務所への転職では「専門エージェント」を使うべき理由

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2026年2月6日 ジャスネットキャリア編集部

今回お話を伺ったのは

ジャスネットコミュニケーションズ
エージェント
T・K

コンサルティングファーム(監査法人含)、税理士法人・会計事務所といったプロフェッショナルファームが専門領域。専門特化しているため、関西一円の主要なファームとの取引はもとより、社員の半数はエージェントT.Kの紹介者で占めるファームがある等関係性の強いクライアントを多数保有。
HPからでは中々分からない企業文化、風土、他社との違いも熟知しているため、マッチングの「質」に拘ったサービスを提供し、ハイクラス向けエージェントとして外部表彰を受ける等の実績を誇る。

会計事務所への転職活動において、転職エージェントの活用は成功の鍵を握る重要な要素です。しかし、「どのエージェントを選べばよいのか」「エージェントとどのように付き合えば良い求人を紹介してもらえるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

会計事務所特有の求人市場や選考プロセスを理解したエージェントを味方につければ、自分では見つけられない優良求人との出会いや、効果的な転職対策が可能になります。本記事では、会計事務所への転職を成功させるためのよい転職エージェントの選び方を、ベテランエージェントにインタビューしました。

会計事務所の求人数は増加傾向、近年は完全な売り手市場

―――まずは会計事務所に関する転職市場の市況を教えていただけますか。

一言でいうと、会計事務所の求人数は非常に多く、完全な売り手市場です。特に経験者にとっては有利な条件で転職が叶う、よいチャンスではないでしょうか。

理由は二つあります。
ひとつは税理士業界全体の深刻な人手不足です。背景には、税理士の高齢化、若手人材の不足、業務量の増加、労働環境とのミスマッチなど、複数の要因が複雑に関係し合っているため、簡単には説明できません。しかし有効求人倍率は約2.3倍と、他業種に比べて高い水準にあり、人材不足が慢性化していることは数値からも明らかです。

職業情報提供サイト『job tag』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/92

ふたつめは会計事務所から一般事業会社の経理職へ転職する人が増えたことが挙げられます。会計事務所業界はもともと人材の流動性が高い業界で、以前は会計事務所から一般企業の経理職への転職というよりも、会計事務所から会計事務所へという転職が一般的でした。

しかし最近では、一般事業会社(上場企業含む)での申告書作成の内製化が進むなどの事情から、会計事務所での勤務経験が重宝される傾向にあります。また、財務会計系のコンサルティングファームも財務会計分野に留まらず、税務分野まで業務範囲が広がっていることもあり、会計事務所経験者の人材は幅広い業界でニーズが高い状況となっています。

―――そういった現状の中で、会計事務所へ転職するメリットは何でしょうか?

①景気の影響を受けにくく、規模の大小に関わらず安定経営の会計事務所が非常に多い

税理士法人を含め会計事務所は10名以下の小規模経営が大半のため、経営の安定性という部分で不安を感じる方が多いのですが、実はこの業界は安定しています。

というのも、税理士法人・会計事務所の大きな役割として「税務代理」という業務があります。企業であれば法人税申告、個人であれば確定申告を行いますが、これらの各申告業務を代理で行うものです。その際、企業や個人とは顧問契約の締結をしますが、税務申告は毎年必ず発生するもので、顧問契約は継続をしていくのが一般的です。

「企業の経営が悪化したから、法人税の申告をしなくても良い」ということはないため、景気の良し悪しに関係なく、顧問契約は継続をしていきます。つまり、企業の場合は景気が悪くなれば顧客減少・売上・利益の低下になり、給与が上がらない、賞与が出ない、最悪の場合はリストラといった懸念がありますが、会計事務所の場合、顧問契約は継続しているため、収益は安定しているのです。結果、 「給与も賞与も安定、リストラに怯える必要もない」ということ。意外に思われるかも知れませんが、規模の大小に関わらず経営は安定している会計事務所は非常に多いです。

また景気悪化局面になれば、顧問先から資金繰りの相談、各種補助金、助成金等の相談も増え、逆に収益が増える、ということもよくあります。

②転職時の選択肢は多い

会計事務所の業務は顧問先の経理業務(入力・月次・決算)に加え申告書作成、顧問先巡回(経営者との打ち合わせや相談対応、提案など)、場合によっては人事関連(入退社の社保手続き・給与計算・年末調整)業務といった、企業における管理部門全般業務の経験を積むことができます。

つまり一般企業における管理部門全般の業務経験を積んでおり、税務についての知識はもとより、コミュニケーション力も備わっているという状況になります。このような経験を積んでいれば、会計事務所業界のみならず、一般企業の経理職にも対応できますし、経験値によっては管理職も十分に可能です。

また、税理士資格を取得した場合には、独立開業という選択肢も生じます。会計事務所での経験は、将来における職業選択の幅を広げる上で有益です。

会計事務所の転職には“専門”のエージェントを利用すべき

―――では、会計事務所に転職を考えるのであれば、エージェントを利用した方がいいのでしょうか? 売り手市場であれば、使わなくとも採用されるような気もするのですが…

正直なところ、 自分の希望する転職をしたいのであれば、絶対に使った方がいいと思います。

というのも、転職時にはその企業のホームページを確認されると思います。一般企業であれば、作っているものや提供しているサービスも異なるため、ある程度判断可能だと思いますが、会計事務所のホームページについては、規模(従業員数)の大小に関わらず、同じようなものが多く、違いが分かりにくい状態です。

しかし、実際は顧問件数・顧問先規模・業務の難易度・業務内容は事務所によって異なりますし、具体的な内容までは記載されていないことがほとんどです。いざ実際に転職するとなったら知りたいことが、企業のホームページのように丁寧に記載されていることは、まずないのではないでしょうか。

そこで活躍するのが経理・会計専門のエージェントです。私もそうですが、普段からさまざまな会計事務所の方とお話をしています。実際の事業内容、事務所内の雰囲気や人間関係、どんな人材が欲しいのかなど、多くの事務所とお付き合いがあるからこそ、それぞれの事務所の特徴が分かりますし、詳細に把握しているのです。

また、それぞれの事務所は専門性の高い業務を行っている関係上、エージェント個人にも会計事務所の仕事に対する深い理解が必要とされます。その理解度も特化型エージェントの強みです。そういった 業界での経験値が高いエージェントに巡り合って、自分に合う会計事務所を一緒に選んでもらうのが、転職を失敗しないためには重要 なのです。

―――インターネット上で検索するとたくさんの転職エージェントが出てきます。どうすれば、自分に合ったエージェントを選べるのでしょうか?

合うかどうか、というのは実際に面談してみないと分からない部分もあります。
面倒かも知れませんが、総合型のエージェントだけではなく、 経理職に特化したエージェントの中から3~4社登録してみて、実際に面談してもらいましょう。 どこも無料で行っていると思います。

そこで実際に転職に関する相談や希望を話してみて、具体的な提案をしてもらいます。ジャスネットの初回面談はだいたい1時間くらい。わたしの場合は「今までどんな経験を積んできて、どんな希望があるのか」「人柄や雰囲気も含めてどんなところが合いそうか」などをチェックしながらお話を聞きます。

良いエージェントであれば、あなたの希望を聞いたうえで、納得のいく提案をしてくれるはずです。もし、あなたの希望が難しい場合でも、よいエージェントは「なぜ今の状況ではその転職が難しいのか」「どのような経験を積めばそこに行けるのか」など、理由まできちんと説明してくれると思います。

会計事務所にはどんな求人があるの?チェックしてみよう

失敗しないためのエージェント活用のポイントと知っておくべき実態

―――具体的な転職のイメージがない、キャリアについて悩んでいる、というような場合、どのようにエージェントに伝えればいいのでしょうか。

強い希望や将来のキャリアまでイメージできている転職者の方はむしろ少ないです。ほとんどの方は今の職場に不満があって転職を検討していると思うので、まずはそれをピックアップしてもらいます。

  • 給料が安い→自分の評価と上司の評価にギャップがある
  • 人間関係の悩み→自分自身の努力で解決できる問題なのか。そもそも考え方があっていないのか。部署マネジメントの問題なのか
  • 業務の幅を広げたい→自身の顧問先の規模、勤務先事務所のクライアント構成や業務内容、どのような業務をやりたいのか

こういったことを一つ一つ聞き出し、「どんな転職であればそれが叶えられるのか」、もしくは「現職に留まり力を蓄えた方が良いのか」を、アドバイスするのがエージェントの役割です。

―――それぞれの求職者の方に合った求人紹介というのは、どのように行われるのしょうか?

一般的な求人紹介については、どの転職エージェントでも、まずはクライアントからお預かりしている求人を紹介するというスタイルかと思います。

私の場合ですと、現在も積極採用中の案件もあれば、充足しており現在は求人のないクライアントもいらっしゃいます。しかし、実際にご登録者との面談を通して「この方だと、あの事務所に合いそうだ」「この方だと、あの事務所の規模拡大に貢献できる能力をお持ちだ」と判断できれば、 現在、求人があるかどうかに関わらず積極的にご提案させて頂いています。実際、そういったご縁で入社された方もたくさんいます。

またジャスネットのエージェントたちは、会計事務所や企業とも直接つながりを維持することを大切にしています。 求人を案件単位でご紹介していると一度のつながりで終わってしまいますが、継続した関係性があれば、常にニーズを把握することができ、ご紹介できる求人も多種多様になるからです。

どんなところにご紹介できるか、というのはエージェント各個人の力量による部分もあるのですが、エージェント同士でも常に情報は交換していますし、ジャスネットが「経理人材の生涯サポート」を掲げている以上、全員が全力でお手伝いさせていただいています。

―――その他、転職活動をする際に、知っておいた方がいい情報などはありますか?

経理・会計人材で会計事務所に転職する場合、 転職回数や年齢はそこまで気にしなくて大丈夫です。 転職回数で言うと、一か所の在職年数が4~5年あれば問題にはなりません。これはそれまでの経験や業務内容が重視されるからで、きちんとキャリアを積んできていれば、年齢が高くとも評価されます。

また最近は未経験から経理職へキャリアチェンジされる方も非常に増えています。そのファーストステップとして会計事務所を選ぶ方もいるのですが、「なぜ会計事務所を希望するのか」「なぜ税理士を目指しているのか」といった点が重視される傾向にあります。未経験であっても、学習や資格取得に取り組む姿勢が求められているため、税理士試験の科目合格や日商簿記2級の取得は転職における強みとなるでしょう。

加えて会計事務所というのは、あくまでクライアントの経理・税務を代行する立場なので、クライアントに対するコミュニケーション能力、姿勢なども非常に重要になってきます。そのため接客の資質も問われることになります。

こういった傾向も踏まえて、エージェントと一緒にあなたに合う会計事務所を選んでいただければと思います。

―――本日はありがとうございました。会計事務所への転職を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

業界にくわしいジャスネットのエージェントに転職相談

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執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。
編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

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