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企業の中枢で活躍したい!経営企画に転職して企業の舵取りに参画するためのキャリアルート

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2025年10月10日 ジャスネットキャリア編集部

企業の中枢を担い、経営戦略の立案から実行までを手がける経営企画職。コロナ禍を経て企業の成長戦略が見直される中、注目度は過去最高を記録しています。

しかし経営企画への転職は求人数の限られた狭き門でもあり、成功には戦略的なアプローチが不可欠です。本コラムでは、経営企画への転職を成功させるための具体的な方法論をお届けします。

目次

■どのようなキャリアから経営企画に転職できるのか?有利な職歴を分析

(1)コンサルティングファーム

経営企画への転職において最も有利とされるのは、コンサルティングファーム出身者です。特に 経営戦略コンサルタントは、企業全体を俯瞰的に把握するスキルと、課題解決のためのフレームワーク活用能力を身につけており、経営企画の業務と高い親和性を持ちます

プロジェクトマネジメント経験や複数クライアントでの実績は、転職時の強力なアピールポイントとなります。

(2)経理・財務職

経理・財務職からの転職も非常に有利です。経営企画の業務では財務分析やPL・BS・CFの読み解きが頻繁に求められるため、会計知識を持つ人材は即戦力として評価されます。

特に 予算編成や業績管理、投資判断に関わった経験がある場合、経営企画での活躍が期待できます 。上場企業での開示業務経験や、M&A時のデューデリジェンス参加経験があれば、さらに評価が高まります。

(3)マーケティング職

マーケティング職も経営企画転職において重要な職歴の一つです。市場分析や競合調査、顧客データ分析などのスキルは、経営戦略立案時に直接活用できます。

特に ブランド戦略や事業戦略の立案経験がある場合、経営企画での新規事業開発や既存事業の成長戦略策定において力を発揮できる でしょう。

(4)営業職

意外に思われるかもしれませんが、営業職からの転職も可能性があります。ただし、単純な営業活動ではなく、法人営業での大型案件マネジメント経験や、営業戦略の立案・実行経験が重要です。特に業界動向の把握や顧客ニーズの分析能力、提案力などは経営企画でも重宝されるスキルです。

(5)マネージャーの経験

プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーの経験も高く評価されます。複数のステークホルダーを巻き込みながらプロジェクトを推進するスキルは、経営企画の業務において必須の能力です。特にシステム導入プロジェクトやグローバル展開プロジェクトの経験があれば、転職時の大きなアドバンテージとなります。

(6)その他、評価の高い経験

金融機関出身者も経営企画転職において有利なポジションにあります。 銀行での法人営業や投資銀行での案件組成経験、証券会社でのアナリスト経験などは、企業価値評価や資金調達戦略の立案において直接活用できます

また近年注目されているのは、 スタートアップ企業での事業開発経験 です。限られたリソースの中で事業を立ち上げ、成長させた経験は、大手企業の新規事業開発において非常に価値のあるスキルとして認識されています。

■なぜ未経験でも経営企画に挑戦できるのか?チャンス拡大の背景

従来、経営企画は経験者のみの狭き門とされてきましたが、近年は未経験者にもチャンスが広がっています。この変化の背景には、企業が直面する課題の多様化と、従来の経営手法だけでは対応困難な状況があります。

(1)デジタル化の進展

最大の要因は、デジタル化の進展です。多くの企業がDXを推進する中で、従来の経営企画担当者だけでは対応困難な技術的な課題が増えています。そのため、 ITスキルやデータ分析能力を持つ人材であれば、経営企画経験がなくても採用される可能性が高まっています

(2)新しい視点を持つ人材への需要

また、事業環境の変化スピードが加速する中で、固定観念にとらわれない新しい視点を持つ人材への需要が高まっています。特にスタートアップ企業では、従来の大企業的な思考ではなく、臨機応変な発想で事業を推進できる人材を求める傾向が強くなっています。

(3)人材不足

人材不足も未経験者のチャンス拡大に寄与しています。経営企画の需要が急増する一方で、経験者の供給が限られているため、企業は未経験者でもポテンシャルのある人材を積極的に採用せざるを得ない状況になっています。

(4)経営企画の業務内容が多様化

さらに、経営企画の業務内容が多様化していることも未経験者に有利な状況を生んでいます。従来の戦略立案だけでなく、プロジェクトマネジメント、データ分析、コンプライアンス対応など、様々な専門性が求められるようになったため、それぞれの分野での専門性があれば参入しやすくなっています。

特に注目すべきは、中小企業やベンチャー企業での経営企画ポジションの増加 です。

これらの企業では、大手企業ほど高い専門性を求められることは少なく、むしろ幅広い業務を柔軟にこなせる人材が重宝されます。経営者との距離も近く、実践的なスキルを身につけやすい環境といえるでしょう。

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■身につければ経営企画への転職が有利になる8つのスキル

スキル① 戦略的思考力

経営企画への転職において最も重要なスキルは、戦略的思考力です。これは、企業の現状を正確に把握し、将来のビジョンを描き、そこに至るための具体的な道筋を論理的に組み立てる能力です。このスキルは一朝一夕で身につくものではありませんが、日常業務の中でも意識的に養うことができます。

スキル② データ分析スキル

データ分析スキルは現代の経営企画において必須の能力です。単に数字を読むだけでなく、データから有意味な洞察を導き出し、意思決定に活用する力が求められます。ExcelやPowerBIなどの基本的なツールから、より高度なBIツール(Tableau、Power BIなど)の操作スキルまで幅広く習得することが重要です。

スキル③プレゼンテーションスキル

プレゼンテーションスキルも経営企画には欠かせません。優れた戦略を立案しても、それを経営陣や関係者に効果的に伝えられなければ実現できません。論理的な構成力、説得力のある資料作成能力、そして聴衆を引きつける発表力を総合的に向上させる必要があります。

スキル④ プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルの重要性も年々高まっています。経営企画の多くの業務はプロジェクト形式で進められるため、複数のステークホルダーを調整し、限られた期間内で成果を出すマネジメント能力が必要です。

PMPなどの資格取得も含めて、体系的に学ぶことをお勧めします。

スキル⑤ コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、あらゆる場面で必要とされる基礎的な能力です。

経営企画では様々な部門の担当者と連携する機会が多く、相手の立場を理解し、適切な方法で情報共有や合意形成を行う力が求められます。特に異なる専門性を持つメンバー間での橋渡し役となることが多いため、翻訳的なコミュニケーション能力が重要です。

スキル⑥ 財務・会計の知識

財務・会計の知識は経営企画の基礎となるスキルです。財務諸表を読み解き、企業の財務状況を正確に把握できることは最低限必要な能力です。さらに、投資判断や事業評価に必要なファイナンス知識も身につけておくべきでしょう。

スキル⑦ 業界知識の習得

業界知識の習得も転職成功の鍵となります。転職を希望する業界の動向、競合状況、規制環境などを深く理解することで、面接時の説得力が大幅に向上します。業界特有の課題や機会を理解し、具体的な改善提案ができるレベルまで知識を深めることが重要です。

スキル⑧ デジタルリテラシー

近年特に重要性が増しているのが、デジタルリテラシーです。AIやIoT、ブロックチェーンなどの新しい技術が経営に与える影響を理解し、デジタル戦略の立案に参画できる知識が求められています。技術の専門家である必要はありませんが、経営視点から技術活用を考えられるレベルの理解は必要でしょう。

■なぜこれらの資格が経営企画転職に役立つのか?取得優先度別に解説

経営企画転職において資格は必須ではありませんが、適切な資格を取得することで転職活動を有利に進めることができます 。ここでは取得優先度と効果的な活用方法について詳しく解説します。

(1)最優先取得資格:日商簿記検定(2級以上)

日商簿記検定は経営企画転職において最も基礎となる資格です。特に2級以上の取得が推奨されます。

経営企画の業務では財務諸表の分析が頻繁に求められるため、PL・BS・CFを正確に読み解く能力は必須です。1級を取得すれば、より高度な財務分析や管理会計の知識を証明でき、転職時の強力なアピールポイントとなります。

簿記の知識は面接においても直接活用できます。企業の財務状況について具体的な質問をされた際に、適切な分析フレームワークを用いて回答できることで、実務能力の高さを示すことができます。

(2)高優先度資格:中小企業診断士

中小企業診断士は経営全般に関する幅広い知識を体系的に学べる国家資格です。財務・会計、経営理論、経営情報システム、運営管理、法務、中小企業経営・政策という6つの分野を学習することで、経営企画に必要な知識を包括的に習得できます。

この資格の最大の価値は、経営課題を発見し解決策を立案する能力を体系的に身につけられることです。 特に未経験者にとっては、経営企画の実務に必要な基礎知識を効率的に学習できる有効な手段 といえるでしょう。

(3)中優先度資格:MBA(経営学修士)

MBAは経営企画において非常に高く評価される資格ですが、取得に要する時間とコストを考慮して中優先度としています。特に海外MBAや国内でも有名校のMBAは、転職時の評価が非常に高くなります。

MBAプログラムでは、ケーススタディを通じて実際の経営課題を解決する経験を積むことができるため、面接時の具体的なエピソードとしても活用できます。また、同期とのネットワークは転職活動においても有益な情報源となります。

(4)特定条件で有効な資格:公認会計士・税理士

公認会計士や税理士は、財務・会計分野の専門性が特に重要視される経営企画ポジションでは非常に高く評価されます。特にM&A業務やIPO準備、財務戦略立案などに関わる場合、これらの資格は大きなアドバンテージとなります。

ただし、取得難易度と時間を考慮すると、経営企画転職のためだけに取得するのは現実的ではありません。すでに取得している場合や、将来的なキャリアビジョンに合致する場合に有効です。

(5)新興注目資格:FP&A(経営企画スキル検定)

FP&Aは比較的新しい資格ですが、経営企画に特化した内容を学習できるため注目度が高まっています。Financial Planning & Analysisの略で、経営企画の実務により直結した知識を体系的に学習できます。

日本ではまだ知名度は高くありませんが、転職時の差別化要素として活用できる可能性があるため、海外発のFP&A資格や国内の類似検定が注目され始めています。

(6)業界特化資格の活用

転職を希望する業界に応じて、業界特有の資格を取得することも効果的です。

金融業界であればFP技能士やCFA、IT業界であればプロジェクトマネジメント関連の資格などが該当します。これらの資格は業界理解の深さを示すとともに、即戦力としての期待値を高めることができます。

■どのように転職エージェントを活用して年収アップを実現するか?

経営企画への転職で年収アップを実現するためには、転職エージェントの戦略的活用が不可欠です。特に転職エージェントを活用した転職者の年収アップ率は、独力での転職活動よりも交渉が可能なため高い傾向があります。

(1)専門の転職エージェントを選ぶ

転職エージェント選択の第一歩は、 経営企画に特化したエージェントや管理部門専門のエージェントを複数登録すること です。大手総合型エージェントだけでなく、ハイクラス転職に強い特化型エージェントとの並行活用により、より多くの非公開求人にアクセスできます。 経営企画の求人は非公開案件の割合が高く、エージェント経由でのみ紹介される優良求人が多数存在します

(2)職務経歴書の作成などでもアドバイスを受ける

職務経歴書の作成においては、エージェントの専門的アドバイスを最大限活用しましょう。経営企画の採用担当者が重視するポイントを熟知したエージェントからの指導により、書類選考通過率を大幅に向上させることができます。

特に、プロジェクト成果の数値化や、経営企画での活用可能性を明確に示す表現方法について、具体的なアドバイスを受けることが重要です。

(3)年収交渉はエージェントの情報・交渉力が鍵

年収交渉においては、エージェントの市場相場情報と交渉力が威力を発揮します。 同職種・同レベルの転職実績データを基に、適正年収を客観的に把握できるだけでなく、企業との年収交渉もエージェントが代行してくれます 。個人では難しい強気の年収提示も、エージェントを通すことで実現可能になる場合が多いのです。

(4)面接対策サポート

エージェントからの面接対策サポートも年収アップに直結する重要なサービスです。

企業ごとの面接傾向や過去の質問例、評価ポイントなどの情報提供により、的確な面接準備が可能になります。また、模擬面接や回答のブラッシュアップを通じて、面接での説得力を大幅に向上させることができます。

■転職エージェントと満足のいく転職を実現するためには

(1)自分の希望条件を明確に伝える

転職エージェントとの関係を最大化するためには、まず自分の転職意向と条件を明確に伝えることが重要です。 希望年収、勤務地、企業規模、業界などの条件を具体的に整理し、優先順位をつけて伝えてください 。曖昧な条件では、エージェントも適切な求人を紹介できません。

(2)定期的に連絡を取る

定期的なコミュニケーションの維持も重要な要素です。週に一度程度の頻度で進捗状況を共有し、新しい求人情報や市場動向について情報交換を行いましょう。積極的にコミュニケーションを取る候補者ほど、エージェントからの優先度が高くなり、良い求人を優先的に紹介してもらえる可能性が高まります。

エージェントからのフィードバックを真摯に受け止め、改善に取り組む姿勢も重要です。 書類選考や面接での不合格理由について詳しく聞き、次回に活かすための具体的な改善策を一緒に検討してください 。この反復プロセスにより、転職活動の精度が着実に向上していきます。

面接後のフィードバック共有も重要なプロセスです。面接での感触や気づいた点をエージェントに詳しく報告することで、次回面接への改善点を具体的にアドバイスしてもらえます。また、企業側からのフィードバックも必ず確認し、自分の市場での評価を客観視することで、戦略の修正が可能になります。

(3)情報の一元管理と重複応募に注意

複数エージェントとの並行活用では、情報の一元管理と重複応募の回避に注意が必要です。どのエージェントからどの企業に応募したかを明確に記録し、同一企業への重複応募は絶対に避けてください。また、各エージェントの得意分野を理解し、使い分けることで最適な転職活動が実現できます。

(4)信頼できるエージェントとの関係はキャリアパスにも重要

エージェントとの信頼関係構築により、将来的なキャリア相談パートナーとしての関係も期待できます。転職成功後も継続的に関係を維持することで、次回転職時の強力なサポートを得ることができるでしょう。経営企画のキャリアパスは多様であり、長期的な視点でのキャリア形成において、信頼できるエージェントとの関係は貴重な資産となります。

■どのような企業規模・業界を選ぶべきか?最適な転職先の見極め方

経営企画への転職において、企業規模と業界の選択は将来のキャリアに大きな影響を与える重要な決定要素です。それぞれの特徴を理解し、自分のキャリア目標と照らし合わせて最適な選択を行うことが成功の鍵となります。

(1)大手企業の経営企画の特徴と適性

大手企業の経営企画では、 スケールの大きな戦略立案や、複雑な組織運営に関わることができます 予算規模も大きく、M&Aや海外展開などの大型プロジェクトに参画する機会も豊富です 。また、体系化された研修制度や、幅広いネットワーク構築の機会もメリットといえるでしょう。

一方で、意思決定プロセスが複雑で時間がかかること、個人の裁量が限定的であることなどがデメリットとして挙げられます。また、専門性よりもゼネラリストとしてのスキルが重視される傾向があります。

(2)中堅企業の経営企画の魅力

中堅企業の経営企画は、大手企業と比較して個人の裁量が大きく、幅広い業務に携わることができます。 経営陣との距離も近く、戦略立案から実行まで一貫して関わることが可能 です。また、成果が企業業績に直接反映されやすく、やりがいを感じやすい環境といえます。

ただし、リソースが限られているため、一人当たりの業務量が多くなる傾向があります。また、大手企業と比較すると、キャリア形成の選択肢が限定される可能性もあります。

(3)ベンチャー企業・スタートアップでの経験価値

ベンチャー企業やスタートアップの経営企画は、 事業の立ち上げから成長まで全段階に関わることができる貴重な経験を提供します 。変化の激しい環境で迅速な意思決定と実行力を身につけることができ、将来的な独立や起業を視野に入れている人には特に価値のある経験です。

リスクとしては、企業の存続性や待遇面での不安定さが挙げられます。また、体系化された研修制度や明確なキャリアパスが存在しない場合が多いため、自律的なキャリア形成が求められます。

(4)業界選択は興味・適正に合わせて戦略的に

成長業界を選択することで、より多くのチャンスと高い報酬を期待できます。

現在特に注目されているのは、IT・デジタル業界、ヘルスケア業界、環境・エネルギー業界、フィンテック業界などです。これらの業界では、新しいビジネスモデルの構築や規制対応など、経営企画の専門性が高く評価されます。

一方で、伝統的な製造業や金融業でも、DXやESG対応などの新しい課題に対応するため、経営企画の需要が高まっています。これらの業界では、安定性と成長性のバランスの取れた環境で経験を積むことができます。

■経営企画への転職成功事例

【経営企画転職成功事例①】
コンサルタントから大手メーカーへのキャリアチェンジ(Tさん・32歳・男性)

Tさんは戦略コンサルティングファームで6年間、製造業を中心としたクライアントの経営戦略立案支援に携わってきました。多様なプロジェクト経験を通じて幅広いスキルを身につけた一方で、一つの企業に深く関わって戦略実行まで手がけたいという思いが強くなり、経営企画への転職を決意しました。

転職活動では、これまでのコンサルティング経験で培った問題解決スキルと、製造業界への深い理解を強みとしてアピールしました。特に、過去に支援した企業での成果を具体的な数値とともに説明し、事業会社での経営企画業務にも応用できることを論理的に示しました。

面接では、志望企業の事業戦略を徹底的に研究し、現在の課題と今後の機会について独自の分析を提示。特に、同社の海外展開戦略について、これまでのコンサルティング経験を基にした具体的な改善提案を行い、高い評価を得ることができました。

結果として、年収を約150万円アップさせて大手メーカーの経営企画部に転職に成功。転職後は、中期経営計画の策定プロジェクトに参画し、海外M&A案件の評価・実行に中心的な役割を果たしています。コンサルティング時代に培った分析スキルと、製造業界の知見を活かして、短期間で組織内での信頼を獲得することができました。

【経営企画転職成功事例②】
経理職からのキャリアアップによる年収大幅向上(Sさん・29歳・男性)

Sさんは中堅商社で5年間経理業務に従事し、決算業務から管理会計まで幅広い経験を積んできました。数字に強いという自分の強みを活かしながら、より戦略的な業務に携わりたいという思いから、経営企画への転職を検討し始めました。

転職準備として、まず中小企業診断士の資格取得に挑戦。約1年半の学習期間を経て資格を取得し、転職活動における大きな武器とすることができました。

転職活動では、経理業務で培った財務分析スキルと、資格取得を通じて身につけた経営知識の組み合わせを強みとしてアピールしました。特に、これまでの業務で実施した収益性分析や投資効果測定の事例を具体的に説明し、経営企画での戦略立案業務にも直接活用できることを訴求しました。

結果として、IT系ベンチャー企業の経営企画マネージャーとして、年収を約200万円アップさせての転職に成功しました。転職後は、事業計画の策定や投資案件の評価、資金調達計画の立案など、これまでの経理経験を直接活用できる業務を中心に担当しています。

現在は経営陣との定期的な戦略会議にも参加し、財務視点からの戦略提案を行っています。

■まとめ

成功事例が示すように、経営企画への転職成功には、自分の強みを明確化し、それを志望ポジションでどう活用できるかを具体的に示すことが重要です。また、継続的なスキルアップと戦略的な転職活動により、大幅な年収アップとキャリアアップを同時に実現することが可能です。

経営企画は企業の未来を形作る重要なポジションです。適切な準備と戦略的なアプローチにより、あなたも理想のキャリアを実現できるはずです。転職活動においては、焦らず着実に準備を進め、自分の価値を最大限にアピールすることを心がけてください。

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執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。
編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

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