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経理職の転職成功!履歴書の書き方と必須項目ガイド

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2025年8月29日 ジャスネットキャリア編集部

経理職への転職を検討されている方にとって、履歴書は第一印象を決める重要な書類です。企業の財務管理を担う経理職では、正確性や信頼性が何よりも求められるため、履歴書の作成においても丁寧さと専門性をアピールする必要があります。

この記事では、経理職の転職を成功に導く履歴書の書き方について、基本的な構成から具体的な記載方法まで詳しく解説いたします。単なるテンプレートの紹介ではなく、経理職特有の要求事項を踏まえた実践的なアドバイスをお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

■経理職の履歴書作成の基本

(1)履歴書のフォーマット

経理職の履歴書作成では、まずフォーマット選びから慎重に行う必要があります。市販されている履歴書には様々な種類がありますが、経理職では「JIS規格」に準拠した標準的なフォーマットを選ぶことをお勧めします。このフォーマットは多くの企業で広く受け入れられており、記載項目も充実しているため、経理職に必要な情報を漏れなく伝えることができます。

ただし、必要な項目が整っていれば、 それ以外の市販の履歴書フォーマットでも問題なく、エクセルで作成することも問題ありません。

手書きかパソコン作成かについては、企業の指定がない限りどちらでも構いませんが、経理職では書類作成能力も評価対象となるため、パソコンで作成する場合でも丁寧な仕上がりを心がけることが大切です。

(2)履歴書の構成

履歴書の構成は一般的に、基本情報欄、学歴・職歴欄、免許・資格欄、志望動機欄、本人希望記入欄から成り立っています。経理職においては、特に職歴欄と資格欄の記載内容が重要な判断材料となるため、これらの項目には十分なスペースを確保できるフォーマットを選択しましょう。

■経理職の履歴書に必要な項目

(1)日付・氏名・住所・連絡先

①日付

履歴書の日付は、実際に提出する日付を記載するのが原則です。郵送の場合は投函日、持参の場合は面接日を記載しましょう。この日付管理も、経理職における正確性をアピールする要素の一つとなります。

②氏名欄

氏名欄では、姓と名の間に適度な間隔を空け、読みやすく記載することが重要です。ふりがなについては、「ひらがな」か「カタカナ」かを履歴書の指定に従って統一します。

③住所欄

住所欄では、都道府県名から始まり、市区町村、番地、建物名、部屋番号まで省略せずに記載します。経理職では住民税の計算等で正確な住所情報が必要となるため、特に丁寧に記載しましょう。

④連絡先

連絡先については、日中連絡が取りやすい電話番号を記載し、メールアドレスも併せて記載することで、企業側の連絡手段の選択肢を広げることができます。

(2)学歴・職歴

①学歴

学歴の記載は、一般的に高等学校卒業から始めますが、経理職では 学部や専攻分野も重要な判断材料 となります。商学部、経済学部、経営学部などの関連学部出身者は、その旨を明記することで専門知識への理解度をアピールできます。

②職歴

職歴欄は、詳しすぎても、逆に簡単すぎてもマイナスに働くことがあります。単に会社名と在籍期間を記載するだけでなく、担当業務の内容も簡潔に記載することが重要です。

詳細は職務経歴書で書くこととし、ここでは「どんな規模の会社で、どのような経理業務を経験したか」が1〜2行で伝わる程度に留めましょう(例:年商○億円規模、従業員数○名、月次決算担当など)。

(3)免許・資格

①日商簿記

経理職において資格は非常に重要な要素です。日商簿記検定は最も基本的な資格として位置づけられており、2級以上を取得している場合は必ず記載しましょう。1級を取得している場合は、高度な専門知識を有することの証明となります。

②税理士試験の科目合格

税理士試験の科目合格がある場合も、たとえ一部科目であっても記載する価値があります。簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法など、各科目名を具体的に記載することで、税務に強いことと向上心があることをアピールできます。

③公認会計士試験

公認会計士試験の短答式試験合格や、中小企業診断士、FP(ファイナンシャルプランナー)、TOEIC等の資格も、経理職における付加価値として評価される場合があります。

④パソコンスキル

パソコンスキルについても、Excel、Word、PowerPointの習熟度や、会計ソフト(弥生会計、勘定奉行、SAP等)の使用経験があれば積極的に記載しましょう。

(4)志望動機・アピールポイント

志望動機やアピールポイントを履歴書に書く場合、スペースが限られていると思うので、職務経歴書との兼ね合いを考えながら要点を簡潔に書くようにしましょう。

① 志望動機

志望動機は、なぜその企業の経理職を希望するのかを具体的に述べる重要な項目です。単に「経理の仕事がしたい」という抽象的な表現ではなく、 その企業の事業内容や経営方針に対する理解を示し、自分の経験やスキルがどのように貢献できるかを明確に記載する ことが求められます。

企業研究を十分に行い、その会社の業界における位置づけや成長性、経理部門が抱える課題などを理解した上で、自分がどのような価値を提供できるかを具体的に述べることが効果的です。

②アピールポイント

アピールポイントでは、これまでの 経理業務における具体的な成果や改善提案の実績など を交えながら、自分の強みを明確に表現しましょう。数値を用いた具体的な成果があれば、それを含めることでより説得力のある内容となります。

(5)本人希望記入欄

本人希望記入欄では、 勤務地や職種について特別な希望がある場合に記載 します。ただし、あまりに条件を限定しすぎると採用の可能性を狭めてしまう恐れがあるため、柔軟性を保ちながら記載することが重要です。

経理職では残業が発生する場合もあるため、勤務時間について特別な制約がある場合は、その理由も含めて誠実に記載することが望ましいでしょう。

■経理職の履歴書における職務経歴の書き方

職務経歴の記載は、経理職への転職において最も重要な要素の一つです。単に会社名と在籍期間を羅列するのではなく、各職場でどのような経理業務に携わり、どのような成果を上げたかを具体的に示すことが求められます。

①これまでに手掛けた業務内容の書き方

業務内容を記載する際は、経理職特有の専門用語を適切に使用しながら、読み手にとって分かりやすい表現を心がけましょう。

例えば、「売掛金・買掛金管理」「固定資産管理」「原価計算」「予算管理」「資金繰り」など、 具体的な業務名を挙げる ことで、経験の幅と深さを示すことができます。

②決算業務の書き方

決算業務については、月次決算、四半期決算、年次決算のどの段階まで経験があるかを明確に記載し、連結決算や税務申告書の作成経験がある場合は特に強調して記載しましょう。

③システム関連業務の書き方

システム関連の経験も重要なアピールポイントとなります。使用した会計ソフトウェアの名称や、システム導入プロジェクトへの参画経験、業務効率化のための提案実績などがあれば、積極的に記載することをお勧めします。

④マネージメント経験の書き方

管理職経験がある場合は、チームの規模や管理対象業務の範囲、部下育成の実績なども併せて記載することで、リーダーシップ能力をアピールできます。

■経理職の履歴書における自己PRの書き方

自己PRは、履歴書の中で最も個性を表現できる部分であり、採用担当者の印象に残る重要な要素です。経理職における自己PRでは、専門的なスキルや知識だけでなく、経理業務に必要な人間性や仕事への取り組み姿勢もアピールすることが重要です。

① 性格・人間性の書き方

まず、経理職に求められる基本的な資質である「正確性」「継続性」「責任感」について、具体的なエピソードを交えながら表現しましょう。

例えば、「月次決算を3年間連続で締切内に完了させた」「監査法人からの指摘事項ゼロを2年間維持した」など、数値や期間を含めた具体的な成果を示すことで説得力が増します。

②コミュニケーション能力の書き方

コミュニケーション能力についても、経理職では他部署との調整業務が多いため大切なスキルです。「営業部門との売上計上タイミングの調整」「製造部門との原価計算における連携」「経営陣への財務報告」など、実際の業務場面での協働経験を具体的に示すことが効果的です。

③問題解決能力や改善提案力の書き方

問題解決能力や改善提案力も経理職では高く評価される能力となります。「業務プロセスの見直しにより作業時間を20%短縮した」「新しい管理手法の導入により精度が向上した」などの改善実績があれば、具体的な内容と成果を記載しましょう。

■経理職の履歴書における志望動機の書き方

志望動機は、その企業を選んだ理由と自分のキャリアプランを明確に示す重要な項目です。経理職における志望動機では、 いかにその企業を研究しているかと自分の経験・スキルとの関連性を明確に表現する ことが求められます。

まず、応募企業の事業内容、業界での位置づけ、経営方針などを十分に研究し、その企業ならではの魅力や特徴を具体的に挙げることから始めましょう。「業界トップクラスの技術力」「海外展開への積極的な取り組み」「持続可能な経営への注力」など、その企業の強みや方向性に対する理解を示すことが重要です。

次に、 その企業の経理部門で自分がどのような貢献ができるかを具体的に述べます。 これまでの経験や保有スキルが、その企業の経理業務においてどのように活かせるかを明確に表現しましょう。

例えば、「海外子会社との連結決算経験を活かし、グローバル展開をサポートしたい」「原価管理の経験を通じて、製造業の収益性向上に貢献したい」などです。

キャリアプランとの整合性も重要な要素です。その企業で働くことが自分の長期的なキャリア目標とどのように結びつくかを説明し、単なる転職ではなく、キャリアアップの一環であることを示しましょう。

■経理職の履歴書を効果的に見せるための工夫

(1)デザインとレイアウトの工夫

経理職の履歴書では、内容の充実だけでなく、 見た目の印象も重要 な要素となります。しかし、派手なデザインや奇抜なレイアウトは適切ではありません。むしろ、清潔感があり、読みやすく、プロフェッショナルな印象を与えるシンプルなデザインが求められます。

文字の大きさは読みやすさを重視し、統一感を保つことが重要です。見出しと本文で文字の大きさを変える場合も、極端な差をつけるのではなく、自然で読みやすい範囲に留めましょう。よくあるのですが、 パートごとでフォントが違うといったことは避けましょう。

余白の使い方も重要なポイントです。適度な余白があることで、全体的にすっきりとした印象を与え、重要な情報が際立つ効果があります。一方で、余白が多すぎると内容が薄い印象を与えてしまうため、バランスを考慮することが大切です。

手書きの場合は、丁寧で読みやすい文字を心がけ、文字の大きさや行間を一定に保つことが重要です。修正液の使用は避け、間違えた場合は新しい用紙に書き直すことをお勧めします。

あとは、これもよくあるのですが、 誤字・脱字には注意 しましょう。これがあるだけで、経理を志望しているのに、注意力が不足している人物であると判断されかねません。

(2)具体的な数字や成果を示す

経理職では数字を扱う専門性が重視されるため、 履歴書においても具体的な数字や成果を示すことで説得力を高めることができます 。これまでの業務経験において、定量的な成果や改善実績がある場合は、積極的に数値化して記載しましょう。

例えば、「月次決算の早期化により、従来15日かかっていた作業を10日に短縮した」「経費管理の見直しにより、年間500万円のコスト削減を実現した」「売掛金回収率を95%から98%に改善した」など、具体的な数値を含めることで、実績の客観性と信頼性が向上します。

チームマネジメントの経験がある場合は、管理していたメンバーの人数や、担当していた業務の規模(売上高、取引先数、処理件数など)も具体的に記載することで、管理能力の範囲を明確に示すことができます。

■転職エージェントの添削を利用する

履歴書の完成度を高めるために、 転職エージェントの添削サービスを活用する ことは非常に有効な手段です。転職エージェントは多くの履歴書を見てきた経験があり、業界や職種特有の要求事項についても深い知識を持っています。

経理職専門の転職エージェントであれば、経理業務の専門性を理解した上でのアドバイスを受けることができます。業務経験の表現方法、アピールすべきスキルの優先順位、企業が求める人材像との適合性など、一人では判断が難しい部分についても客観的な意見を得ることができます。

経理・会計分野に特化したジャスネットコミュニケーションズでは、エージェントがあなたのこれまでの経験業務の棚卸しのお手伝いをし、履歴書の作成を個別にサポートします。

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■まとめ

経理職への転職のための履歴書の重要性は非常に高く、単なる書類選考の通過だけでなく、面接での話題提供にも役立ちます。本記事で解説した各項目を参考に、自分の経験とスキルを最大限にアピールできる履歴書を作成してください。

経理職では正確性と専門性が何よりも重視されるため、履歴書の作成においても細部への注意と丁寧さが求められます。基本情報の正確な記載から始まり、職歴や資格の具体的な表現、効果的な自己PRと志望動機の作成まで、すべての項目において妥協することなく取り組むことが重要です。

また、履歴書は一度作成して終わりではなく、応募企業に合わせてカスタマイズし、常に改善を続けていく姿勢が大切です。転職エージェントの活用や、同業者からのアドバイスも積極的に取り入れながら、競争力のある履歴書を完成させましょう。

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執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。
編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

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