■税理士事務所経験者で時間に制約がある人とは？

まず、ここで税理士事務所経験者として定義しているのは、3年以上の勤務経験があり、法人税申告書の作成ができるレベルの方を指しています。さらに巡回監査まで行っていたようなハイレベルな方でしたら、転職の際にそれぞれの方の希望を交渉する余地も大いにあると思います。

必ずしも税理士試験合格を目指している必要はなく、そのため科目合格などの条件もありません。

今までは、そういった方でも「まだ子どもが小さいので9～16時で働きたい」「親の介護があるので、どうしても残業はできない」などの事情がある場合は、パートや契約社員などの道を選ばざるを得ませんでした。

しかし実は近年、転職市場ではそういった方へのニーズが増えてきており、事情があっても正社員で働ける可能性は増えてきているのです。

■税理士・会計事務所の業界の動向（2023年現在）

このような事情の根底には、業界全体の人材不足があります。

税理士試験を受ける人数は減っているにも関わらず、ジャスネットが扱う求人数だけでも昨年比で1.5倍も増えていることからも分かるように、優秀な人材であれば大手、中小に関わらずぜひ働いて欲しいというニーズが高まっているのです。

業界では人材の流動化がすすみ、またコロナ禍以降、在宅勤務なども一般化したため、ある程度のスキルを持っていれば年齢に関わらず、自分に合った働き方を見つけやすくなってきています。

■転職の実例

では実際に直近で転職が決まった方の事例をご紹介しましょう。

このような求人の特徴としては、市場に出回ることは少なく、エージェントを仲介した方がみつけやすいという点です。

理由は正社員の場合、通常は「時短」や「残業なし」などを想定して募集をかけることはほとんどないことがあげられます。そういった特殊な事情がある転職活動の場合は、エージェントのサポートで「時間的な制約はあるが、こういった優秀な人材がいます」と紹介する形で転職先を探すこととなるためです。

またクライアントから人材のオファーを受けた際に、「その条件でしたらぴったりの方がいますが、事情があり時短の正社員希望です」とお伝えして、面接をお願いするなどの場合もあります。

いずれにせよ、エージェントならばその方に合ったオーダーメイドの転職活動をサポートすることができるため、あなたの強みを活かすことができるのです。

■転職先がなかなか見つからない、転職先が決まらない場合

時短の正社員の職を探しているのにも関わらず、なかなか見つからなくて困っている方もいらっしゃるかもしれません。

その場合、ぜひ3年は頑張って、申告書の作成までできるようなスキルを身につけてください。そのスキルがあれば、日本全国どんな場所でも会計・税理士事務所で働くことができますし、人生の様々なタイミングで自分に合った働き方を選ぶことができます。

そして最適な転職先を見つけるためのお手伝いを、ジャスネットのエージェントにさせていただけましたら全力でサポートいたします。