新規登録 求人検索
新規登録

経理の志望動機をエージェントが徹底解説!
【例文付】未経験者・経験者向けOK・NG例も掲載

写真1

ジャスネットキャリア編集部

経理職への転職成功のカギを握るのが「志望動機」です。企業側は「なぜ経理を目指すのか?」「これまでの経験をどう活かせるのか?」を重視するため、説得力のある志望動機を作ることが重要になります。

この記事では、経理専門の転職エージェントが「経理に転職する際の志望動機の書き方」について、具体的な例文とともに解説します。ぜひ参考にしてください!

目次

■ 【経理経験者向け】転職時の志望動機の書き方とOK・NG例

■ 経理経験者の志望動機のポイント2つ

■ 経理経験者の志望動機OK例

■ 経理経験者の志望動機NG例

■ 【経理未経験者向け】転職時の志望動機の書き方とOK・NG例

■ 経理未経験者の志望動機のポイント2つ

■ 経理未経験者の志望動機OK例

■ 経理未経験者の志望動機NG例

■ 志望動機の添削も可能!経理専門の転職エージェントを利用する5つのメリット

■ 経理の転職でよくある質問Q&A

■ まとめ

■ 【経理経験者向け】転職時の志望動機の書き方とOK・NG例

経理職として経験を積んできた方が転職を考える際、最も重要なのが「志望動機」です。

経理はどの企業にも必要な職種ですが、採用担当者は「なぜこの企業を選んだのか?」「どのように活躍できるのか?」を重視します

志望動機が曖昧だと、たとえスキルがあっても選考通過が難しくなることも。

以下では経理専門の転職エージェントの視点から、経験者向けの志望動機のポイントとOK・NG例を解説します。

■ 経理経験者の志望動機のポイント2つ

(1)「なぜこの企業なのか?」を明確にする

経理職はどの業界・企業にも必要な職種です。そのため「経理としてキャリアアップしたい」というだけでは説得力が不足します。

具体的に、以下のような点に触れると志望動機に深みが出ます。

  • 業界や企業の成長性(例:業界シェアが拡大している、海外進出をしている など)
  • 企業のビジョン・経営方針に共感(例:財務戦略に強みがある、新しい会計システムを導入しているなど)
  • 経理部門での役割が魅力的(例:管理会計や経営企画にも関われるなど)

(2)「これまでの経験をどう活かせるか?」を伝える

企業は、即戦力として活躍できる経理経験者を求めています。そのため、自分の今までの経験を整理し「どのように貢献できるのか?」を明確に伝えることが重要です

具体的なアピールポイントの例:
  • 担当した業務の幅(決算業務、税務対応、資金管理など)
  • 改善実績(経理フローの効率化、コスト削減 など)
  • 会計ソフト・ERPシステムの経験(例:SAP、freee、勘定奉行 など)

■ 経理経験者の志望動機OK例

OK例①:経理の専門性を高めたいケース(上場企業への転職)

「前職では、決算業務や税務申告などの経理業務を担当しておりました。特に財務諸表の作成や監査対応に携わる中で、上場企業における会計基準や内部統制の重要性を実感しました。貴社は東証プライム市場に上場しており、高度な財務管理体制を学びながら自身のスキルをさらに高めたいと考えています。これまでの決算業務の経験を活かし、貴社の経理部門に貢献したいと考え、応募いたしました。」

ポイント
  • 具体的な経験(決算業務・税務申告)を提示
  • 転職の理由が明確(上場企業の財務管理を学びたい)
  • 企業の特徴と自身のキャリア目標がマッチしている
OK例②:経営に関わる経理業務に携わりたいケース(管理会計・経営企画を志望)

「前職では、経理業務全般に携わる中で、特に管理会計の分野に興味を持ちました。月次決算や予算策定に関わり、経営層への財務データの提供を行う中で、数値をもとに経営戦略を立案することの重要性を感じました。貴社では、経理部門が経営企画と連携しながら経営の意思決定を支える役割を担っており、これまでの経験を活かしながら、より戦略的な財務管理に貢献したいと考えております。」

ポイント
  • 「なぜ経理を続けるのか?」の理由が明確
  • 企業の経理部門の特徴(経営企画との連携)とマッチしている
  • 単なる経理業務ではなく、キャリアアップの視点を持っている

■ 経理経験者の志望動機NG例

NG例①:転職理由が曖昧・消極的なケース

「これまで経理業務に携わってきましたが、新しい環境で経験を活かしたいと考えています。貴社は業界大手で安定しているため、長く働けると考え志望しました。」

NGポイント❌
  • 転職の理由が具体的でない(「新しい環境で経験を活かしたい」だけでは不十分)
  • 企業を選んだ理由が弱い(「安定しているから」では、他の企業でもよいと思われる)
  • どのように貢献できるのかが不明確
改善するなら?

→「新しい環境で経験を活かしたい」とする場合、具体的に「どのような経験を活かし、どのように貢献したいのか」を明示する。

NG例②:前職の不満ばかりを述べるケース

「前職では業務が属人的で、なかなかスキルアップができない環境でした。もっと効率的に業務を進める環境で働きたいと思い、貴社を志望しました。」

NGポイント❌
  • 転職理由が強調されすぎている(前職の悪口のように聞こえる)
  • 企業を選んだ理由が不明確
  • スキルアップの具体性がない
改善するなら?

→「経理業務の効率化に興味があり、業務改善を積極的に行う企業で経験を活かしたい」とポジティブに言い換える。

■ 【経理未経験者向け】転職時の志望動機の書き方とOK・NG例

一方で「キャリアチェンジで経理に転職したいけれど、未経験だから不安…」、このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

経理職は専門的な業務が多いため、未経験者が転職する場合、「なぜ経理を志望するのか?」 「これまでの経験をどう活かせるのか?」を明確に伝えることが重要です

以下では、経理専門の転職エージェントが「未経験者向けの志望動機のポイント」とOK・NG例を詳しく解説します。

■ 経理未経験者の志望動機のポイント2つ

(1)「なぜ経理職を志望するのか?」を明確にする

経理はどの業界にも必要な職種ですが、企業側は「なぜこの人は経理を目指しているのか?」を重視します。特に以下のような具体的な理由を盛り込むと説得力が増します。

  • 数字を扱う業務が得意・好き(売上管理、データ分析の経験がある など)
  • 経営を支える仕事に興味がある(財務や会計の知識を学びたい)
  • 事務処理や管理業務に強みがある(細かい作業や正確性に自信がある)

また、「ただ経理に興味がある」だけでは不十分なので、資格取得や独学の取り組みを伝えると効果的です

(2)「これまでの経験をどう活かせるのか?」を伝える

未経験者でも、これまでの仕事の中で活かせるスキルはたくさんあります。「未経験だからアピールできることがない…」と思わず、経理業務に通じるスキルを強調することが重要です。

  • 営業・販売職 → 売上管理・数値分析・顧客対応の経験が活かせる
  • 事務職 → データ入力・書類作成・PCスキルが役立つ
  • エンジニア → Excelスキルや論理的思考が活かせる

■ 経理未経験者の志望動機OK例

OK例①:販売職から経理に転職

「前職では、店舗の売上管理や在庫管理を担当し、数字を扱う業務に興味を持ちました。特に、売上データを分析し、商品の発注計画に役立てる業務を通じて、数値管理の重要性を実感しました。

経理職では、これまで培ったデータ分析力や正確性を活かしながら、会社の財務管理に貢献したいと考えています。現在、簿記3級を取得し、さらなるスキルアップを目指しています。」

ポイント
  • 前職の経験を活かせることを具体的に説明
  • 数字を扱う仕事への興味を示している
  • 資格取得の努力をアピール
OK例②:営業職から経理に転職

「営業職として売上目標の管理や売上データの分析を行う中で、財務管理の重要性を実感しました。特に、数値をもとに戦略を立てる業務にやりがいを感じ、経理職に強い興味を持ちました。

貴社では、未経験からでも実務経験を積める環境が整っており、これまでのデータ分析力やコミュニケーション能力を活かしながら、財務管理に貢献できると考え、志望いたしました。」

ポイント
  • 「なぜ経理を目指すのか?」が明確
  • データ分析の経験を活かせることをアピール
  • 企業の環境にも触れている

■ 経理未経験者の志望動機NG例

NG例①:理由が曖昧で説得力がないケース

「昔から数字が好きで、コツコツと仕事をするのが得意なので、経理職を志望しました。未経験ですが、一生懸命頑張ります。」

NGポイント❌
  • 「なぜ経理を選んだのか?」が曖昧
  • 具体的な経験が書かれていない
  • 企業に対する興味・関心が感じられない
改善するなら?

→ 「数字が好き」だけでなく、具体的な経験を交えて説得力を持たせる。
例:「前職で売上管理を担当し、数値分析の業務に興味を持った」など

NG例②:未経験を言い訳にしてしまうケース

「経理の経験はありませんが、事務職の経験があるので、似たような業務ができると思い志望しました。」

NGポイント❌
  • 「経理の仕事を理解していない」と思われる表現
  • 企業への熱意が伝わらない
  • 未経験であることを「仕方なくやる」ように聞こえてしまう
改善するなら?

→ 「事務職の経験を活かし、どのように経理に貢献できるか」を明確にする。
例:「書類作成やデータ管理の経験を活かし、正確な経理業務を遂行したい」など

■ 志望動機の添削も可能!経理専門の転職エージェントを利用する5つのメリット

(1)経理職に特化した求人を紹介してもらえる

転職サイトでは、「経理」と検索しても、経験者向けの求人や一般事務の求人が混ざって表示されることが多く、どれが自分に適した求人なのかわかりにくいことがあります。
経理専門の転職エージェントなら、以下のような希望に合った求人を紹介してもらえます。

  • 未経験OKの経理求人(ポテンシャル採用・アシスタント経理など)
  • 経験者向けのキャリアアップ求人(決算業務・管理会計・財務担当など)
  • 業界ごとの特性に合った経理職(メーカー、IT、金融など業界別の経理求人)

専門的な視点でマッチングしてくれるため、「応募してみたら実は求められるスキルが違った…」といったミスマッチを防ぐことができます。

(2)履歴書・職務経歴書の作成サポートを受けられる

経理職への転職では、応募書類の内容が合否を左右する重要なポイントです。
特に、以下の点がしっかり書かれていないと、書類選考で落とされる可能性が高くなります。

  • なぜ経理を志望するのか?(未経験者の場合)
  • これまでの経理経験をどう活かせるのか?(経験者の場合)
  • 使用できる会計ソフトや業務範囲の明確化

経理専門の転職エージェントを利用すれば、志望動機の添削や職務経歴書のブラッシュアップを受けることができるため、選考通過率が大幅に向上します!

(3)志望動機・面接対策をサポートしてもらえる

経理職の面接では、明確な志望動機やこれまでの経験との関連性が問われます。転職エージェントを利用すれば、「どのように話せば説得力が増すのか?」 を客観的にアドバイスしてもらえるため、自信を持って面接に臨むことができます。

  • 経理職の志望動機の添削・アドバイス
  • 経理業務に関する専門的な質問への回答準備
  • 未経験者がアピールすべきポイントの指導

(4)非公開求人・好条件の求人に応募できる

転職サイトには掲載されていない、「非公開求人」を紹介してもらえるのも転職エージェントを利用する大きなメリットです。

  • 管理職候補の経理ポジション(一般公開されていないリーダー・マネージャー求人)
  • スタートアップ企業の経理担当(財務戦略に携われるポジション)
  • 大手企業の経理部門(応募者が殺到しないよう非公開で募集)

このような好条件の求人に出会える可能性が高まるため、より良い環境での転職を実現できます。

(5)年収アップや待遇交渉などもサポートしてもらえる

転職時の給与や待遇交渉は、自分で行うのが難しいポイントの一つです。
「前職より年収アップを狙いたい」「残業時間を減らしたい」 「リモートワーク可能な経理職を希望したい」などの条件交渉も、転職エージェントが企業と交渉してくれるため、自分では言いにくいこともスムーズに進めることができます。

■ 経理の転職でよくある質問Q&A

Q1:異業種から経理に転職する場合、簿記資格は必須ですか?

A:必須ではありませんが、簿記3級以上を取得すると転職が有利になります。

経理職では「簿記の知識があるかどうか」が、未経験者の転職成功に大きく影響します。なぜなら、企業側は「経理業務の基本を理解しているか?」を重視するからです。

簿記資格を持っていない場合、「全くの未経験だと、応募できる求人数が限られる」「経理の仕事に本当に興味があるのか?と企業側に疑問を持たれる」「転職後の業務キャッチアップが難しく、採用リスクと見なされる」などの理由で採用は厳しくなるかもしれません。

また簿記2級以上を取得していると「企業の財務状況を把握する知識があり、実務に活かせる」と判断してもらえるため、たとえ実務未経験だったとしても転職にはプラスになります。

Q2:数社に応募する際、使い回せる志望動機を書くコツは?

A:「転職しようと思った経緯」「転職したらこういう仕事がやりたい」「自分が今までどんな業務をしてきたのか」などの共通する部分は、どの企業にもきちんと伝えなくてはならないところです。

「使いまわし」という言葉だと、非常にネガティブな印象になってしまいますが…

「転職しようと思った経緯」「転職したらこういう仕事がやりたい」という部分は、共通していると思います。また「自分が今までどんな業務をしてきたのか」という職務経歴もどの企業でも同様になるでしょう。

そのうえで、各企業に合わせたオリジナルな部分が必要になってくると思います。

会社選びは結婚相手を探すのに似ています。学歴や身長にはこだわりません、と言っても、お相手は誰でもいい訳ではありませんよね。あなたが譲れない希望・条件はあるはずです。その譲れない条件に“あなた”がピッタリだと伝えれば、相手も自分を見てくれて上手くいく可能性はあがります。

転職の場合も、御社のこの部分がいいと思ったという理由を入れる割合が高いほど、書類選考の通過率も高くなります。また、最終的には選んでもらえる確率もあがります。そこの部分を意識して、志望動機は作成してみてください。

■ まとめ

転職成功のカギは「企業が求める人物像」と「自分の経験」をうまくマッチさせることです。経理専門の転職エージェントを活用し、志望動機をブラッシュアップするのもおすすめです!志望動機の作成でお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。
編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

10問の質問に回答するだけで、
性格タイプやキャリア志向が明らかに!

働き方を診断する
(無料)

よく読まれている記事

カテゴリー

経理転職に関するカテゴリーごとにまとめたページです。

10問の質問に回答するだけで、
性格タイプやキャリア志向が明らかに!

働き方を診断する
(無料)

新着記事一覧

執筆者一覧を見る

10問の質問に回答するだけで、
性格タイプやキャリア志向が明らかに!

働き方を診断する
(無料)

経理向け新着求人

経理の求人一覧

10問の質問に回答するだけで、
性格タイプやキャリア志向が明らかに!

働き方を診断する
(無料)

経理の転職成功事例

経理の転職成功事例一覧

経理転職Q&A

経理の転職Q&A

10問の質問に回答するだけで、
性格タイプやキャリア志向が明らかに!

働き方を診断する
(無料)

会計人の人生観・仕事観を紹介「Accountant's Magazine」最新号

「Accountant's Magazine」は、著名な会計プロフェッションにスポットをあて、その人生観・仕事観を紹介。会計・経理分野に従事する人と仕事の将来像を提示する、読者と共に考えるヒューマンドキュメント誌です。今なら新規登録していただくと、「Accountant's Magazine」(WEB版)の全記事を無料で閲覧することができます。

新規登録をしてWEBマガジンを読む(無料)

関連コンテンツ