野村 宜弘(のむら よしひろ)
公認会計士・公認不正検査士
神戸大卒。監査法人入所1年目の時に、数十億円の架空増資を監査の過程で発見したことにより、不正調査の領域に興味を持つ。
しかしながら、監査による不正発見手法に限界を感じるのと時を同じくして、行政が行う犯則調査に興味を持ち、証券取引等監視委員会に出向したという異色の経歴を持つ。
当初、2年の出向予定であったが、結局5年もの期間にわたり在籍することとなった。
監視委員会に在籍する会計士は基本的には有価証券報告書の分析に終始することが多いが、粉飾だけではなく、株価操縦、インサイダー取引といった他の経済犯罪事件の現場も担当。
証券取引等監視委員会では、強烈な個性を有する国税庁資料調査課出身の上司から嫌疑者の「割り方」の極意を習得した。
証券取引等監視委員会の出向から監査法人に復帰後、不正調査専門の会計士として独立する。
現在、個人的に興味がある分野は、「会計」と「法律」の両方が問題となる領域。
さらに、最近は英語の勉強も再開している。