公認会計士試験論文式合格者数については、2007年の4,041名をピークに2015年の1,051名まで8年連続で減少を続けていましたが、2016年にようやく1,108名と下げ止まりの兆しが見え始めました。
2006年に合格者の増加を目指して、試験制度が大きく変わりました。当時は、合格者の多くが監査法人に就職出来ないという問題も背景にあり、出願者も2010年をピークに5年連続で減少を続けていましたが、こちらも2016年に下げ止まりの兆候を見せています。
一方で、同期間の有効求人倍率はリーマンショックなどの影響で一時期大きく冷えこみましたが、こちらは2009年を底に2016年まで7年連続で上昇を続けています。
このような状況下の転職市場においては、様々な業界・職種で公認会計士の採用需要を満たすには至っておらず、売り手市場の状況が続いています。