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準大手監査法人 パートナーの業務内容、仕事の魅力とは?(前編)

目次

■準大手監査法人としてのポジショニングと特徴

■準大手監査法人が持つ大手法人の良いところ

■準大手監査法人が持つ中堅・中小監査法人の良いところ

■準大手監査法人としてのポジショニングと特徴

みなさんは「準大手」監査法人に対して、大手よりは少し小さな監査法人とか、中堅・中小監査法人より少し大きな監査法人という単純なイメージをお持ちではないでしょうか。

それは、半分は正解で、半分は不正解です。まず「準大手」監査法人の特徴をしっかりと理解していただくことで、みなさんが準大手監査法人に転職する意義を感じていただけると思います。

準大手監査法人は、たしかに大手監査法人ほど大きくはありませんが、中堅・中小監査法人よりは圧倒的に大きいという点では、そのとおりです。大手でも中小でもない一見すると中途半端に見えるポジショニングは、実は大手の良いところと中小の良いところを併せ持っているというユニークな特徴に結びついています。

■準大手監査法人が持つ大手法人の良いところ

大手監査法人の長所といえば、国際水準の監査品質であったり、ネットワーク・ファームを通じた国際業務の提供といったことがあると思います。このような特徴は、準大手監査法人は当然のように持っています。

(1)大手監査法人と同様の高い監査品質

例えば、太陽有限責任監査法人は、世界135ヶ国以上に58,000人以上の職員が活躍するグラントソントンインターナショナル(GTIL)の日本のネットワーク・ファームであり、GTILで共有している監査メソドロジーと監査ツールを利用しています。

これは海外子会社を含むグループ監査を高い品質で遂行するためには当然に必要になることで、その中身は国際監査基準に準拠したものとなっています。

そして監査ツールの中身は大手監査法人と太陽有限責任監査法人とでほとんど同じです。みなさんが大手監査法人から準大手監査法人に転職してもこの点では大きな障害はありません。

このような、グローバル水準の監査メソドロジーと監査ツールを使いこなすことで高い監査品質を提供できていることが大手監査法人の特徴の一つというのであれば、準大手監査法人も大手監査法人と同様に高い監査品質を提供できていることは間違いありません。

これはみなさんが「監査」というフィールドで活躍しようと思っていれば欠かせないインフラですが、中堅・中小監査法人では必ずしも保証されたものではありません。

(2)海外展開する企業に対する監査をストレスなく提供できる国際性

また、国際的なサービス体制という点でも、例えば太陽有限責任監査法人では、GTILのネットワークやナレッジを活用できるだけでなく、海外に多くのジャパンデスクを抱えて駐在員を派遣しています。

このように、海外に幅広く展開する企業に対する監査をストレスなく提供できる国際性は、中堅・中小監査法人と比較すると準大手監査法人の圧倒的な特徴であると思います。

なお、太陽有限責任監査法人では国際対応能力の拡大とともに多様な人材の育成に向けた投資の一環として海外への派遣を積極的に進めているため、海外駐在員を希望する方が転職して中途入所してくれるのは大歓迎です。

(3)被監査会社と業務の多様性

もう一つ大手監査法人の特徴をあげるとすると、規模の大きさからくる被監査会社の多様性や業務の多様性があげられると思います。太陽有限責任監査法人では300社近い上場企業の監査を担当しており、上場企業の社数では業界で4位の規模があります。皆さんが経験できる被監査会社の多様性や業務の多様性という意味では、大手監査法人と変わりないと思いますし、この点も中堅・中小監査法人との大きな違いになっています。

一方で皆さんに少し考えていただきたいことがあります。大手監査法人は組織として業種・業務の多様性はありますが、みなさん自身が多様な業種・業務をできていますか?金融やパブリックの監査をやったことはありますか?担当する会社のIPOを経験したことはありますか?金融部や公会計部門の方は事業会社の監査をやったことがありますか?様々な形態の原価計算の監査ができますか?今よりもっと幅広い業種・業務で活躍したいと思いませんか?

■準大手監査法人が持つ中堅・中小監査法人の良いところ

準大手監査法人は、大手監査法人には無い、中堅・中小監査法人の良いところも併せ持っています。

(1)公認会計士の個人としての業種・業務の幅の広さ

その筆頭は、公認会計士の個人としての業種・業務の幅の広さです。準大手監査法人は、中堅・中小監査法人と比較して圧倒的に被監査会社の数も多いのですが、組織の規模としては金融やパブリックといったセクター別に組織を縦割りにする規模感ではありません。

もちろん金融やパブリックの専門チームや委員会はありますが、組織を縦割りにしていないため、事業会社の監査をやりながら金融機関や学校法人の監査に従事することが一般的です。

また、IPO業務を経験していない監査スタッフはほぼ皆無だと思います。そのため、個人としての業種や業務の幅は、大手監査法人よりも準大手監査法人の方が圧倒的に広くなります。それは個人としても自分の成長を感じる充実した環境だと思います。

もともと、どのような業種・業務が得意かなんてやってみないとわからないはずです。にもかかわらず大手監査法人で金融部に配属されて金融機関の監査をすることになったけれど、思い描いていた公認会計士像ではないといった違和感を抱えている方は多いと思います。そういった方はぜひ準大手監査法人に転職することをお勧めします。

(2)活きる金融部門での経験

また、例えば金融部の方は同じ法人内の事業会社の監査部門に転部しても、事業会社の監査のナレッジを後輩よりも持っていなかったり、金融部での経験がまるで評価されないといった可能性があるため転部もためらわれているのではないでしょうか?

実はそういった方が太陽有限責任監査法人には多く転職されています。みなさん、事業会社の監査やIPOに挑戦しながら、信金などの監査において金融部で培ってきた経験と能力を発揮して自分を差別化できています。法人としてもとても貴重な戦力として頼りにしています。「自分のこれまでの経験を差別化要因として、自分の業務の幅を広げていくことができる」そのような環境が準大手監査法人にはあるのです。

ただし、金融やパブリックといったセクターの監査を幅広く提供している監査法人でないとこのような環境はありませんので、中堅・中小監査法人にはない準大手監査法人の大きな特徴かもしれません。

(3)意思決定のスピード感

また、大手監査法人で勤務していると、被監査会社からの質問に関連して本部に確認しているうちにスピード感が遅くなり、会社側のビジネスの足を引っ張ってしまっているのではないかと思うことはありませんか?実際に大手監査法人から会計監査人を変更しようとする会社のCFOのほとんどの方が抱えているストレスですが、組織が大きければやむを得ない部分があると思います。その点で準大手監査法人は、中堅・中小監査法人と同じような意思決定のスピード感があります。このスピード感もサービスの品質であるとすれば、わたしたち準大手監査法人の監査品質は、大手監査法人よりも高いと確信しています。

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