公認会計士の仕事はつまらない?やりがいはあるの?

公認会計士の仕事はつまらない?やりがいはあるの?

「公認会計士の仕事って、面白いですか?」「どんなところに仕事のやりがいや魅力を感じますか?」といった質問は多くの公認会計士を目指す受験生から寄せられます。

ここでは、公認会計士として働いていくにあたって、「どこにやりがいを見いだせばよいか」について、多くの公認会計士合格者を指導してきたカリスマ講師、国見健介先生にご紹介いただきます。

1.「仕事にやりがいを持つ」ということは

(1)企業における財務諸表の重要性

公認会計士に限らず、どの分野の仕事でも10%ぐらいは心から活き活き仕事をしている人がいます。それに対して、残りの90%ぐらいの人は、惰性で仕事をしている。つまり報酬がもらえるから仕事をしている状態になっています。

もちろん、報酬をもらうことは生きていくうえで重要なのでそのこと自体は大切なのですが、どうせ働くなら、仕事を心から楽しめる方が人生幸せだと思います。

一日8時間、週5日、年間50週と考えると、年間で2,000時間、50年で100,000時間働くことになります。それだけの時間を仕事が辛いな、仕事つまらないなと思って過ごすのと、仕事も心から楽しいし、やりがいを持てるなと感じて過ごすのでは、人生の充実度が違うのは明らかです。

こんなことを言うと、「好きなことを仕事にするなんてそんな簡単なことではない」というお叱りを受けるかもしれません。確かに簡単なことではないですが、好きなことを仕事にして、楽しく働き、かつ、お金も稼いでいる人がいるのだから、それを目指すことはいいことだと思います。

2.公認会計士がやりがいを持って働くためには

では、どうすればやりがいをもって働くことができるのでしょうか。唯一絶対の正解などはありませんが、以下の3つのポイントを満たすと、やりがいを感じやすいと感じています。

(1)一流になること

何事も結果を出せるようになると楽しいと思います。

スポーツでも、ゲームでも、得意なものは楽しいものです。かつ、仕事では得意になれば、楽しいだけでなくて、収入も上がります。

だからこそ、まずはどの分野でも一流になることを目指すといいと思います。

公認会計士であれば、監査の一流、経営コンサルの一流、税務の一流、M&Aアドバイザリーの一流、CFOとして一流になるなど、色々な分野で一流になれる可能性を秘めています。

まずは、自己研鑽をして、どの分野でも一流になってしまう。そうすれば、結果も出ますし、周りの人の役にも立てるので、やりがいや報酬が大きくなると思います。

(2)目的意識を持つこと

次に目的意識を持つことが重要になります。

いくら報酬が多くても、世のため人のために役立っていないと、だんだんやりがいを失ってしまいます。やりがいを失うと、徐々に出せる価値も下がってしまうので、結果として収入も下がってしまうことになります。

そのため、結果を出すためのやりがいを継続的に感じるためにも、目的意識を大切にしてほしいと思います。

長期的に組織としてどんなことを実現したいのか、そのために自分はどんなことができる人になりたいのか。その結果、社会や周りの人にどう役に立てるのか。このような、長期的な目的意識を持ち、その実現のために、短期的な目標に落とし込むことで、やりがいをもって取り組みやすくなります。

一時期、街中で多くの大人がスマホゲームに夢中になっていました。あれだけ流行したのも、キャラクターを多く集めたいという目的意識を刺激したからだと思います。しかし、冷静になると、キャラクターを多く集めて、何の意味があるのかという疑問にぶつかり、多くの人が熱狂から覚めてしまったのではないでしょうか。

ただ、このような現象が示していることは、キャラクターが増えているという「実感する」、それだけの目的意識でも人は熱中できるということです。

だからこそ、仕事で達成したいことへの目的意識を持ち、その積み重ね意識することで、やりがいを持ちやすくなると思います。

具体的には、下記の2点がおススメです。

①長期ビジョンを持つこと
②すべての業務において、自分のスキルを高めているという意識を持つこと

日々人と話すときにも、どうすれば、相手のことをもっと理解できるか、相手ともっと信頼関係を気付けるか、相手にわかりやすく伝えられるかを意識するだけで、数年後の対人コミュニケーション能力は大きく変わります。

また、課題に直面した時にも、毎回、全体像から俯瞰した理想の方向性はどこか、根本原因はどこになるのか、どうすれば根本原因を効率的に解決できるかを考えることで、課題分析力、課題解決力も日々鍛えられます。

このような変化は、徐々に積みあがるもので可視化が難しいので、一日一日はその変化に気づきづらいですが、業務一つひとつにおいて、目的意識をどれだけ持てるかの積み重ねは、結果にもやりがいにも大きな影響が出てきます。

ぜひ、業務に一つでも多く目的意識を持って取り組むことを実践してみてほしいと思います。

(3)結果だけでなく、可能性を広げていることに意識を置く

最後に、やりがいを感じるためには、「自分自身の可能性を広げているということに意識を置く」こともおススメです。どうしても日々起こる結果に一喜一憂してしまうと思います。しかし、今後何十年とある人生において、一つでも多くの結果を得ることが目的であり、その可能性を高めることの方が、重要なはずです。

そのため、短期的な結果に一喜一憂するのではなく、自分の可能性、自分の実力を高めていることに意識を置けば、結果が出た時のみだけでなく、結果が伴わなかったときも、そこから学び次に活かそうという思考になるため、やりがいが維持しやすくなります。

長い人生上手くいかないことの方が多いですので、上手くいかないときにもやりがいを維持できることは大切だと感じます。

3.まとめ

公認会計士に限らず、どの職業でも、やりがいを感じて活き活き働いている人は一部です。多くの人はやりがいを感じず、外部環境に対して不満や批判を言ってばかりいるものです。

どちらが正しいかは誰にもわかりません。しかし、一度の人生なのですから、仕事にやりがいを持っている人生と、やりがいを持っていない人生であれば、やりがいを持っている人生の方が楽しく充実していると思います。

公認会計士して、どこかの分野で一流になる、目的意識を持つ、可能性を広げることに意識を置くことで、やりがいを持てる可能性は高まると思います。様々な分野で一流になりやすい公認会計士は、自分次第でいくらでもやりがいをもって生涯取り組める、お勧めのキャリアだと思います。

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執筆者プロフィール
国見 健介(くにみ けんすけ)
  • 公認会計士・税理士
  • 東京CPA会計学院理事

1978年東京都生まれ。1999年公認会計士試験合格。2001年慶應大学経済学部卒業。学校法人東京CPA会計学院理事を務めながら、公認会計士講座財務会計論主任講師として日々教壇に立っている。

本質をとらえる講義で短期合格を実現するとともに、合格後に活きる知識を教えることに定評がある。合格後の公認会計士のキャリア支援のために若手CPAコミュニティを主催。

その他、公認会計士協会東京会後進育成部常任幹事,特定非営利法人ReBit監事など多方面で活躍中。

著書
『公認会計士の「お仕事」と「正体」がよーくわかる本』(秀和システム)2014年

(※amazonの書籍ページに遷移します)

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