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AI(Chat GPT)の活用で変わる!税理士の未来の働き方とは ~多様化する税理士の働き方~

目次

■多様化せざるを得ない税理士の仕事

■AIが税理士の働き方を変える?

■クラウドで変わる税理士の働き方とは?

■これからの新しい時代に税理士の働き方は、こう変わる

小島孝子さんは、税理士として実務のほか、セミナーや執筆活動、YouTubeへの出演など多岐にわたる活躍を続けています。彼女は一般的な「税理士」というイメージを超え、場所や時間に制約されない自由な働き方を実現しています。

AIの急速な進化により、「税理士の仕事自体がなくなるのではないか」という懸念が広がっています。しかし、小島さんは「AIを税務業務に活用することで税理士の働き方はより広がり、変化する余地がある」と述べています。その詳細について見ていきましょう。

■多様化せざるを得ない税理士の仕事

今までの税理士の主な働き方としては、「大手事務所に所属する」「個人事務所に所属する」「一般企業に所属する」「独立開業する」の4パターンくらいかと思います。

しかし20年前と比べると現在は様々な種類の仕事があり、またこれからはもっと日本人の働き方も多様化していくことを考えると、それらを税務業務でサポートしていく税理士の仕事や働き方も多様化せざるを得ないでしょう。

例えばYouTubeなどの動画配信事業やSNSによる収益を主とした事業、海外に住みながら日本の会社を経営していたり、その逆で日本にいながら主に海外からの仕事をリモートでこなす方、そんな方たちをどのようにサポートしていくか。AIの普及により、今後も前例のないビジネスが立ち上がっていくでしょうし、それをサポートするのが税理士の仕事です。

まずはそのように働き方も多様化するのが今後は当たり前という認識を持ち、そのうえで自分がどのような働き方をしたいのかを考えていくことが重要だと思います。

■AIが税理士の働き方を変える?

結論から言うと、今後、税理士の仕事にAIの影響は確実にあると思います。

具体的に言うと下記の2つでしょうか。

  • 税務相談を受けた際のレスポンスが、より詳細に、より早くできるようになる
  • ベテラン税理士にしかない経験値を、若手でもAIで補うことができる

(1)税務相談を受けた際の時間短縮

クライアントから税務相談を受けた際、今までは様々な文献を調べ、判例などを精査して最終的な結論を出していたのですが、どの内容を調べればよいのかというのは個人の知識や経験にゆだねられていました。あまり前例のない税務相談の場合は様々な可能性を考えて調べなくてはならず、結果として時間がかかってしまうことも。

しかし最初にAIに質問することで「このような可能性があります」という一覧に絞られてくるため、こちらにきちんと知識があれば、その中から精査して最適解をより早く導き出すことができると思います。

また判例などを探す場合も、「このような場合はないか?」という細かな部分まで指定して検索できるので、まっさらな状態から探すよりは、数段早く見つけ出すことができるのではないでしょうか。

(2)必要となってくる税務知識と「検索力」

ただしAIは現段階ではまだまだデータが不十分なため、全く見当違いの答えを導いてくる可能性もあります。そこを判別するのは自分自身ですし、深い知識がなくてはその判断はできません。それだけの能力、知識のある人にとっては、AIは大変便利なツールであることに間違いありません。

また、若手の税理士はベテランと比べで圧倒的に低い経験値を、AIを使うことでカバーし、補うことができるようになるかもしれません。AIが正しく回答を出力するための検索力を身につけることが、今後の仕事に大きく影響してくるでしょう。

そのほか、実作業としては多少楽になる部分があるかもしれませんが、最終的に国に提出する書類には紙が必要だったり、フォーマットが決まっていたりするので、国にすべてデータで提出するような形になるまでは、税理士の業務効率化にも限界があるように思います。

■クラウドで変わる税理士の働き方とは?

コロナ禍により、税理士の世界でもテレワークなどがだいぶ一般的になってきました。

今後、税理士も必ずしも事務所に出社しなくとも、働く場所を選べるような時代になっていくのではないでしょうか。

わたしの場合も事務所として部屋を契約する必要はないと判断し、領収書のスキャンなどの事務作業はアルバイトの方にリモートでお願いしています。すべてのオリジナルの資料を持っている、もしくはデータ化しているならばともかく、現実的にはクライアントから紙の領収書や資料をもらうこともあり、やはりその際には、それをデータ化するという作業が必要だからです。

できるだけネットバンキングのデータをダウンロードして送ってもらったり、領収書をスマホのカメラで撮影していただいたりとお願いしてはいますが、すべてのお客様にそれを求めるのは難しいですよね。

いずれデジタルインボイスなどが全国的にも浸透すれば、税理士もより自由度の高い働き方ができるようになると思います。

■これからの新しい時代に税理士の働き方は、こう変わる

(1)従来型の事務所は5年後、こうなる

従来型の事務所のよいところは、わからないこと、自分に経験のないことなどを所長や先輩を通じて学ぶことができることです。

また所長の意向に左右される部分が大きいかもしれませんが、新しい技術ややり方を積極的に取り入れている事務所の場合は、それを学びながら仕事ができるため、自分も大きく成長できると思います。

今後、手入力でデータを入れるような作業はなくなり、様々なクライアントに対して従来のケースには当てはまらないような対応が増えていくのは確実です。それに対応できないような税理士はやはり仕事が減っていくと思われますので、常にアップデートを怠らないようにしましょう。

(2)どこかに所属せずに働くためのヒント

どこかに所属せず、かつ自由度の高い状態で税理士の仕事をやっていきたいと考えているのであれば、何よりも重要なのが「顧客の獲得」です。

実際、わたしも10年くらい前からクライアントから可能なものはデータでもらい、旅先や温泉地などでリモートワークをするような働き方をしてきました。これが成り立つのは通信環境などの技術的な問題はもちろんですが、有難いことに“わたしに仕事をお願いしたい”というお客様が途切れずたくさんいらっしゃったからです。

そして、そういったお客様を持つためには何よりも人脈が大切です。

税理士の仕事はどんな方でもお客様になる可能性がありますし、どんなつながりでお仕事をいただけるかはわかりません。

わたしの場合はクライアントのほとんどが紹介なのですが、一例をあげると、以前、経理をやっていた会社の方が友人や親せきなどに税理士が必要になった時に紹介してくれたということがありました。またSNSで発信したり、ブログやtwitterなどでフォロワーを増やしていけば、それが見込み客になっていくと思います。

とあるお客様から紹介されたクライアントで、海外在住で日本に会社を持ち、日本の仕事をしていらっしゃる方がいます。お会いする機会はほとんどなく、やり取りはすべてLINEを通じて行っており、税務作業に必要な情報はすべてデータでいただいています。

このようなケースはこれからもっと増えていくのではないかと思っていますし、その場合の税務判断も多種多様になり、それができる税理士は今後ますます重宝されるようになるのではないでしょうか。

AIや会計ソフトの進化、単純な事務作業が代替されていく中で、経験やスキルを補えるようになっていくとしたら、今後は「自分がどんな人で、どんなことができるのか」、それを発信し人脈を形成していくことが、独立開業している税理士には最も重要な業務のひとつになると思います。

(3)新しい時代に、さらに考えられる働き方

現段階では国内に事務所登録の必要があるため、海外に住み、完全なリモートワークで税理士業務を行うことは、まだ現実的ではないかもしれません。

しかし、実際に日本で働く人たちの仕事の仕方が多様化していく中で、今後、税理士もそれに合わせて新しい働き方がでてくるのではないでしょうか。

また税理士としての知識や経験を別の仕事につなげるということは、日本に限らず、どこでも行うことができます。セミナーの講師、著作の執筆、YouTubeチャンネルの開設などは、税理士にとって取り組みやすい副業ですが、もっと違うアプローチも出てくるかもしれません。

様々な働き方が増えることで税務もより複雑化し、今まで以上に調べなくてはいけないこと、専門性などが問われる場面も増えていくでしょう。そんな時に自分の強みを持っていることが、これからの税理士には必要だと思います。

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