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会計事務所を辞めたい。退職する際に知っておきたい必須ポイント9選

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ジャスネットキャリア編集部

税理士を目指して会計事務所に就職したものの、「思っていたのと違う…」「忙しすぎて勉強ができない」などの様々な理由で退職を決意する方もいらっしゃると思います。

では退職したいと思った時の、具体的な方法はご存じですか?

ここでは多数の転職をサポートしてきたエージェントが、会計事務所を退職する際の手続き、また気をつけるポイントなどについてお話いたします。

目次

■ 会計事務所を辞める前に

■ 会計事務所を辞める時の流れ、および注意点

■ 退職後に受け取るもの

■ 退職のタイミングで後悔しないために

■ 会計事務所・税理士法人の経験を活かした転職成功事例

■ 会計事務所を辞める前に

「ここで頑張ろう」と思い就職した会計事務所を辞めたいと思うのには、当然ですが何か理由があるはずです。業務内容などに不満がある場合、まずはそれを解決すべく周りの人に相談しましょう

所長や社内の人、身近でできない場合は転職エージェントでもかまいません。

他者の意見や、別の会計事務所の状況などを知ることは、今後、転職をする場合にも大変重要です。まずは現状をよい方向へ変える努力をしたうえで、やはりどうしても辞めたいとなった場合に退職を考えましょう。

■ 会計事務所を辞める時の流れ、および注意点

(1)退職願の作成

「退職願」は会社へ退職を打診するための書類です。

口頭で伝えることも可能ですが、「〇月〇日に労働契約を解除したい」と書面で提出することで、こちらの意志を明示することができます。

B5かA4サイズのシンプルな用紙に手書きで記入し、白無地の封筒に入れて「退職願」と表書きして提出しましょう。

下記の例のようにWordでの作成でもよいとされていますが、できれば手書きにて作成しましょう。

退職願の書き方・例文(テンプレート・サンプル)
退職願の書き方・例文(テンプレート・サンプル)

(2)退職願を直接、上司に渡す

退職願は、できれば直属の上司に直接、手渡しをしましょう。

メールなどでも可能ですが、その場合は書面をPDF化して送るのがいいと思います。

またやむを得ず郵便で送る場合は、簡易書留などは郵便物の引き受けと配達状況を記録してくれます。また配達は手渡しでサインが必要なので、こういった手段を選ぶのが安心です。

(3)退職を伝えるタイミング

法律上は「退職希望日の2週間前までに退職の意志を伝えれば問題ない」となっています。

就業規則でそれよりも早めの申し出が決まっている場合や、引継ぎなどの問題を考えて最短でも1か月前には申し出た方がいいと思います。

(4)引き留めへの対応

辞めることを上司に伝えた場合は、おそらく引き留められるでしょう。

収入、就業時間、チームの変更など様々な条件で打診をされると思います。しかし、退職を決意するまでに現状を改善しようと努力をしているのであれば、そこから条件がよくなるケースはほとんどありません

引き留められ職場に残る判断をした場合、一時的に処遇が改善されることもありますが、数か月後には元の状態に戻っているなどは、よくある話です。

これは多数の転職者の方を見てきたエージェントとしての体感になりますので、やはり一度決意して退職の意志を伝えたからには、それを撤回しないという覚悟を持つべきだと思います。

(5)クライアントへの挨拶と業務の引継ぎ

退職が決まったあとは、問題なく引継ぎをするためにクライアントのマニュアルなどを作成しましょう。

自分がやってきた仕事をマニュアル作成し明文化することで仕事内容の棚卸ができ、改めて自分の強みを見つけるきっかけになるかもしれません。またマニュアルの作成は職務経歴書にも記載することができます。

(6)最終出勤日に気をつけること

最終出勤日には貸与されたものはすべて返却しましょう。

一般的には以下のようなものです。

最終出勤日と退職日に日数がある場合、健康保険証などは、後送でよいでしょう。

  • 身分証明書(社員証)社章
  • 名刺
  • 健康保険証
  • 通勤定期券
  • パソコン、文具、備品、書籍など
  • 業務で使用した書類、制作物など
  • 制服、印鑑など

■ 退職後に受け取るもの

今後の転職活動や失業生活時に必要になりますので、退職後に以下のものは会社から忘れずに受け取りましょう。

  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 離職届(※転職先がすでに決まっている場合は必要ない)

また税理士登録に必須の実務経験証明書も、必要であれば発行してもらいましょう。

■ 退職のタイミングで後悔しないために

(1)並行して転職活動を行う

可能であれば、退職と並行して転職活動もした方がよいと思います。

有給休暇があればまとめて取得し、その間に次の転職先を決められるようエージェントなどと相談するのがよいのではないでしょうか。

(2)辞める時期、タイミングに気をつける

退職する時期は、事務所の繁忙期と重ならないように気をつけましょう。

これはもちろん円満に退職するための最低限の気遣いです。繁忙期に退職してしまうと、次の転職先でも「繁忙期に退職できるなんて、能力が低いのではないか」「時期を配慮できないなんて、自分本位ではないか」などの懸念を抱かれないためでもあります

また大手会計システムのグループに所属する会計事務所の所長同士は、地域の定例会などで話をする機会は多く、意外と世間は狭いものです。そういった場での悪評を防ぐためにも、円満に退社しておくに越したことはありません。

(3)心がパンクする前に、早めに転職も視野にいれる

頑張りすぎてしまう方、忙しくて他のことが考えられない方、「もう限界かも…」となってしまってからでは、転職活動などもできないくらい追い詰められてしまうかもしれません。

「退職したいな」と思った時に、まずはエージェントに話だけ聞く、登録だけして求人情報を見る、などの早めの軽いアクションでも十分です。視野を広げ余裕を持つことで、自分の望む働き方を選ぶことができます。

■ 会計事務所・税理士法人の経験を活かした転職成功事例

ジャスネットを利用して、会計事務所・税理士法人から転職に成功された方は数多くいらっしゃいます。その中で、いくつかの例をご紹介します。

  1. 税理士試験4科目に合格した上で会計事務所に就職
  2. 【インタビュー】「目標のBig4に転職し、年収・キャリアの両方アップ」
  3. 相続や事業承継業務の経験を積むために転職

この方々以外にも、いくつも例はございますので、さらに読みたい方は、こちらをご覧ください。
税理士の転職成功事例一覧

執筆者プロフィール

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。

編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。

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