あの企業の「エース」が登場!「職種」×「働く場所」で未来のキャリアを考える。
ブライダル業(婚礼プロデュース事業、ドレス事業、レストラン事業)を中心に売上を伸ばしている株式会社ノバレーゼ。その経理部で働く久慈氏は、4年前までは、税務署の職員として働いていたという経歴をもつ。さまざまな企業をまわって税務調査の仕事をしていくなかで、経理の仕事に興味を持ったという。「わたしも外から書類をチェックするのではなく、会社の中から企業の成長を感じたいという想いが日に日に強くなってきました。未経験で転職が決まるかどうかの不安はありましたが、『まだまだ未熟だけれど、いつか企業の土台を自分が支えたい。そう思っている人に応募してもらいたい』というノバレーゼの求人情報の言葉に強く惹かれ応募し、トントン拍子に転職が決まりました」という。ノバレーゼの店舗は海外も含め57店舗を数え、売上は連結ベースで2015年度には164億円に達している。経理部は、部長1名、マネージャー1名、正社員スタッフ4名、アルバイト4名という構成。自社の販売管理システムで業務効率化を図っているものの、店舗スタッフから経理部への売上処理に関する問い合わせは、後を絶たない。「店舗スタッフからの問い合わせ対応は大切な業務です。いまやっている仕事の手を止めてでも、第一に対応することを心がけています」と久慈氏は語る。経理部の威厳は必要であるものの「現場に近い経理」は日ごろより心がけていることだという。久慈氏への指名でかかってくる電話の多さは、これまでひとつひとつの電話に丁寧に応対してきたからこそ、店舗からの信頼の証なのであろう。
久慈氏の業務内容は、売上管理、資金調達業務、子会社の決算業務、法人税申告書の作成、内部統制業務にまで及ぶ。また年に何回かは、店舗での実地棚卸しにも立ち会う。積極的に現場に出ることも「現場に近い経理」を体現することのひとつなのである。一般的な上場企業の経理部ではひとりひとりの業務が細分化され、狭い範囲の業務を長い年月にわたって担当するという傾向がある。ノバレーゼの経理部では、ひとりにまかされる業務が多岐にわたるため、専門的で幅広い経理知識を身につけやすいという土壌がある。久慈氏自身、税務署での勤務経験を活かし、別表四・五の作成までも行う。また2015年には、経理部員としては異例の「社内MVP」として表彰される。減税プロジェクトのリーダーとして、法人税を年間数千万円おさえることができたという結果に対して与えられたものだ。久慈氏は「正確に より早く そしてよりよい進化(深化)を」が、経理パーソンとして志していることだという。「伝票を早く処理するだけであれば、アウトソーシングでよいことになります。正確に業務をやるのはあたりまえとして、社内の経理にしかできないことをやっていきたいです。改善しよう、新しいことをやろうという気持ちを会社がバックアップをしてくれます。今後もスピード感をもって社会の変化に対応し、進化し続ける経理でありたいです」と語る。(2016.8.3取材時点の記事となります)
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