あの企業の「エース」が登場!「職種」×「働く場所」で未来のキャリアを考える。
経営管理は企業の経営の中核として、進むべき方向を定める経営企画。経営層と直結して戦略を練る一方、各事業部にそれをブレイクダウンして経営と事業をつなぐ重要な部署。一方、経営管理は、企業の組織を支える人材・物資・資金を管理する職種で、経理、監査、資材調達、管財といった経理部門から総務部門にまたがる仕事を管理する。ただ、中小企業ではリソースの問題などから社内にこれらを設置できないことも多く、税務会計のアウトソーシングを請け負った税理士法人・税務会計事務所が、その役目を担うケースが増加している。経営のサポート役ではなく税務会計の専門性を持った参謀役として関わるため、財務戦略と結びついた経営企画をクライアントと共につくっていくことになる。そのため、財務だけでなく経営全般の知識が広く求められるほか、経営者の本音を引き出し、正しい方向へと導くコンサルティング能力も必要だ。また、クライアント企業の一員として、また立案後は、事業計画書の作成や資金調達、金融機関との交渉まで任されることもある。近年、M&Aなどによる組織再編が活発になっていることから、税務会計のプロフェッショナルとして、企業価値やリスクなどを査定するデューディリジェンスを担当する案件も増えており、これらの知識や経験を有していると人材としての市場価値が高まる。
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