あの企業の「エース」が登場!「職種」×「働く場所」で未来のキャリアを考える。
新日本有限責任監査法人の稻吉崇氏は大学の3年生で公認会計士試験に合格した実力を持つ。「高校生の時から公認会計士や監査法人に興味がありました」大学卒業後は大学院へ進学し、大学院在籍中に太田昭和監査法人(現・新日本有限責任監査法人)で非常勤職員として勤務を始める。「大学時代は試験合格のための勉強に明け暮れていたので、社会に出てもっと広い視野で会計を学びたいなと考えていました。そのため、グローバルな会計の動きについて興味を持って研究しました。その経験は今でも役に立っています」と振り返る。大学院修了後はそのまま現在の監査法人に勤めることになったが、そこでも監査を担当する事業部への配属を希望したという。「私たちのお客様は、日本を代表する大手企業も少なくありません。そうした企業も含めて、いろいろな業種やさまざまな規模の会社の生のデータに触れて、ビジネスの方向性やお金の流れを知ることができる、とても面白い仕事だと感じています」稻吉氏によれば、一口で監査と言っても企業によりその性格は異なるという。「企業がどのように収益を生み出しているかは、ある意味では企業理念に通じるところもあり、数字だけでは見えないことも多くあります。そのため企業に伺って、よくお話を聞くようにしています。工場や店舗、建設現場などを見学させてもらうこともあります」というから念が入っている。
稻吉氏はさらに「私は、単に数字を突き合わせることだけが監査ではないと思っています。特に最近は、お客様のCEOやCFOの相談相手として、経営に貢献できる監査が求められているんだと、強く感じます」と話す。新日本有限責任監査法人では、そのための取り組みも進めている。2015年7月からは、5つのセクター(産業)別に事業部を分けた。業界特有のニーズにも応える、よりきめ細かな監査業務を提供するのが狙いだ。「さらに今後は、監査業務にとどまらず、お客様の業種や業態を深く理解して、付加価値の高いサービスを提供していきたいと考えています」そのためにも、EY JapanやEYグローバルとの連携をさらに図っていくという。「EY Japanにはアシュアランス、タックス、トランザクション、アドバイザリーの4つのサービスラインがあります。独立性は保ちながらも、オールEYとしてCEOやCFOの悩みに応えていきたいという思いがあります。その時大切になってくるのは、やはりチームワークだと思っています。監査に限らず、多くの業務は会計士が一人でできるものではありません。若い職員の中には、監査法人や公認会計士の仕事というと、数字を相手に目先の業務に追われるというイメージを持つ者もいます。しかし、少し俯瞰(ふかん)して見れば、監査は日本経済の一端を担う重要な仕事です。このやりがいや面白さを折に触れて伝え、チームのメンバーが同じ価値観を共有してモチベーション高く、生き生きと働ける組織づくりに取り組んでいきたいと思います」
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