- 公認会計士 30代 マネージャー
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profile BIG4で働く、30代前半のマネージャー。会計基準策定等のインフラ整備に関わりたい場合、どのようなキャリアの選択があるのか知りたがっている。
- Q
- 【会計基準策定等の道に進みたい場合、選べる職場は?】
BIG4で働く、30代前半のマネージャーです。現場での監査業務は一通り行ったと自負しています。次のステップとして、会計基準策定等のインフラ整備に関わりたいと考えています。どのような選択肢があるのでしょうか。
- A
- 日本における会計基準の設定主体としては、公益財団法人財務会計基準機構や企業会計基準委員会(ASBJ)があげられます。
財務会計基準機構を運営母体とする企業会計基準委員会(ASBJ)は、会計基準の調査研究・開発、国際的な会計基準の開発への貢献のための活動を行う組織です。不定期で研究員を募集しているので、日ごろからウオッチしておく必要があります。
業務内容としては、企業会計基準委員会及び専門委員会等の会議や国際的な会計基準設定主体等との会議に資する資料の作成及びその準備等となります。
原則、監査法人からの出向という形になりますので、監査法人の中でテクニカルな会計基準に詳しいと周囲の人に認められることが必要です。こういった職場は、かなりマニアックに会計基準を突き詰める方が多いので、自身に適性があるのかどうかを、まずは見極めることが必要でしょう。
回答:公認会計士 三宅博人