- 公認会計士 50代
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profile 還暦を迎える公認会計士。非常勤役員の仕事を得るには、どうすればよいか知りたがっている。
- Q
- 「還暦の会計士が非常勤役員の職を得るには?」
還暦を迎える公認会計士です。
そろそろフルタイム勤務からはリタイアし、仕事人人生の集大成として、いくつかの企業で非常勤の社外役員などを勤めながら自分の知見を活かした仕事ができたらと考えています。
ただし法人内で要職についているわけでもなく、会計士協会活動やアドバイザリーサービス業務等で、特段の知名度があるわけでもないため、このままではそういった職に外部から声がかかるとも思えません。
エージェントに相談することで、企業の社外役員などの職を紹介していただくことはできるのでしょうか。
- A
- ジャスネットに寄せられるご依頼の中で非常勤役員といったポジションはかなり少ない一方、上場準備中の企業から常勤監査役の紹介依頼を受けるケースは比較的多くあります。
社員と同程度のフルタイムということではないもの、ある程度の常勤性が求められることから、関与度は比較的高くなると思います。
一方で社外役員の依頼が我々のような人材エージェントに集まりにくい理由として考えられるのは、社外役員を何社も兼務されている方というのは、経営者などからの評価が高く、人脈や経営者同士のつながりなどで紹介を受け、いくつもの企業をかけもちしている方が多いからではないでしょうか。
上場企業などの大手であれば、やはり知らない人をいきなり役員に迎えいれるというのは考えにくく、人脈をたどって評判のよい方をご紹介いただくというパターンが多いのだと思います。
そういった紹介に頼れない企業が、エージェントを頼って監査役などを探すことになります。しかしそういった企業の場合は、会社として成熟しているとは言い難く、安易に役員を引き受けることは訴訟のリスクなどもあることを念頭に置いておいてもよいでしょう。よくリサーチする必要がありますし、やはりこちら側もエージェントに相談することで問題のある会社かどうかの判断もしやすくなると思います。
いきなり何社もの役員を兼務することも、一社ごとの仕事がないがしろになる可能性もあるため、まずは常勤の監査役として、実績をあげることを目標にしてもよいのではないでしょうか。